IMFはいつまで最大の借り手を支えられるのか? How Long Can the IMF Prop Up Its Largest Borrower?
今回の記事は「IMFはいつまで最大の借り手を支えられるのか?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
If this continues, the IMF’s long faith in Argentina might finally pay off.
もしこの流れが続けば、IMFが長年抱いてきたアルゼンチンへの信頼が、ついに報われるかもしれない。
ボキャブラリー
Borrower | noun | 他者からお金を借りて、後で返済する人または国(発音:ˈbɒrəʊər、類語:debtor, recipient) |
---|---|---|
Lend | verb | 通常利子付きでお金を貸す(発音:lɛnd、類語:loan, advance) |
Limited | adj | 数量や範囲が限られている(発音:ˈlɪmɪtɪd、類語:restricted, finite) |
Pay off | phrasal verb | 良い結果をもたらす |
Carry out | phrasal verb | 計画や行動を実行する |
日本語訳
3月28日、国際通貨基金(IMF)は、アルゼンチンと4年間で200億ドルの新たな融資について協議していると発表した。この資金は、経済改革を進めるために使われる。アルゼンチンはすでにIMFに440億ドルの借金がある。
IMFのトップ、クリスタリナ・ゲオルギエヴァ氏は、この新しい融資が4月末までにまとまる可能性があると述べた。
このニュースが重要なのには2つの理由がある。第一に、アルゼンチンはIMF最大の借り手である。第二に、これは過去70年間でIMFがアルゼンチンを支援する23回目となる。つまり、IMFは繰り返し約束を破る国に支援を続けているということだ。
IMFが融資できる資金には限りがある。現在、IMFの融資全体の25%以上がアルゼンチン向けだ。もしハビエル・ミレイ大統領の政権が早急に改善を進めなければ、IMF自身の財政も危機に陥る可能性がある。
これまで、アルゼンチンは支出を過剰に行い、IMFから何度も借金を重ねてきた。そのたびに、「支出を減らす」「インフレを抑える」「金融政策を改善する」といった改革を約束してきたが、たいてい約束を破り、経済状況をさらに悪化させた。
今回は違う結果になるのだろうか?
『エコノミスト』誌は、希望があると見ている。
ミレイ大統領は、アルゼンチンの長年の悪しき財政運営の歴史を変えるかもしれない。2023年12月に就任して以来、公共支出を削減し、経済の規制を緩和してきた。インフレ率はいまだに高く、外貨準備も少ないが、これまでのところ順調な進展を見せている。IMFの予想を上回る財政黒字も達成した。過去の指導者たちとは異なり、ミレイ氏は議会の承認を待たず、IMF改革を主導している。
今後は、資金の出入りに関する制限を撤廃し、ペソの価値を市場に任せることを目指している。そのためには、十分なドルの準備が必要だ。これを実現するには、IMFがしっかりとした支援を提供し、アルゼンチンが計画を守り、改革の期限を守ることが不可欠だ。
もしこの流れが続けば、IMFが長年抱いてきたアルゼンチンへの信頼が、ついに報われるかもしれない。
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