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  1日5分ビジネス英語

ウクライナは歴史から学べるか? Can Ukraine Learn from History?

今回の記事は「ウクライナは歴史から学べるか?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

The faster Ukraine learns from these past examples, the sooner the war could end.

ウクライナがこれら過去の教訓から早く学べば、戦争終結への道が近づくかもしれない。

 ボキャブラリー

Inaugurationnoun政策や期間の正式な開始または導入
Defendverb守る、防御する
Neutraladj対立や争いにおいて、どちらの側にも加担しない 
Eventuallyadv最終的に、やがて
Give upphrasal verb諦める、放棄する

 日本語訳

第二次世界大戦中、英首相ウィンストン・チャーチルは「過去を深く見つめるほど、未来もよく見えてくる」と言った。退役アメリカ海軍提督でブルームバーグのコラムニストでもあるジェームズ・スタヴリディス氏をはじめとする専門家は、この言葉は今のウクライナにも当てはまると考えている。

まず、今の状況を簡単に整理してみよう。昨年の選挙活動中、ドナルド・トランプ氏は「大統領に就任したら24時間以内にウクライナ戦争を終わらせる」と発言した。しかし、彼の就任からすでに3か月以上が経過した今、ウクライナとロシアの対話を促そうと努力はしているものの、和平合意は依然として遠いままだ。

こうした中、スタヴリディス氏らは「歴史に似た状況がある」と語る。その例として、1939年から1940年にかけてのフィンランドの「冬戦争」と、1950年代初めの朝鮮戦争が挙げられている。

1939年、ソ連(当時の指導者はスターリン)はフィンランドを攻撃した。フィンランドは、火炎瓶(モロトフ・カクテル)などの簡易的な武器と冬の寒さを味方につけて反撃した。現在のウクライナのロシアに対する抵抗も、これによく似ている。

その後、フィンランドは苦渋の決断をする。自国が弱い立場であると認識し、領土の11%をロシアに譲り、中立を保つことに同意した。西側の同盟にも加わらず、冷戦時代はソ連の影響を受けることになった。このような状況は「フィンランド化」と呼ばれる。

理想的な選択ではなかったが、スタヴリディス氏は「この決断によってフィンランドは主権国家として生き残った」と述べる。そして2023年、フィンランドはNATOに加盟し、現在は「世界で最も幸福な国」となっている。ウクライナもこのような道をたどることで、生き残り、平和を実現できるかもしれない。

朝鮮戦争にもウクライナに役立つ教訓がある。北朝鮮と韓国の間に作られた非武装地帯(DMZ)だ。全長160マイル(約257km)、幅2.5マイル(約4km)で、戦争後に設けられた。時々小さな衝突が起こるものの、この地域が平和維持に役立っている。つまり、「すべての問題を一度に解決する必要はない」のだ。まずは停戦を目指すことが重要かもしれない。

ウクライナがこれら過去の教訓から早く学べば、戦争終結への道が近づくかもしれない。

 参考動画

本文にも登場したJamesさんです

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