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  1日5分ビジネス英語

5G:守られない約束 5G: Promises Gone Wrong

今回の記事は「5G:守られない約束」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

Another reason is the technology itself. Even though 5G is stronger, it doesn’t cover large areas.

二つ目の理由は、技術そのものに問題があることだ。5Gは強力なものの、広い範囲をカバーできない。

 ボキャブラリー

Promisenoun何かが確実に起こる、または実行されるという約束や誓い
Planverb何かを行いたいと考え、それをいつどのように実行するかを慎重に決める
Confusingadj理解しにくい;複雑でわかりにくい
Actuallyadv実際の状況や事実を強調するために使われる語
Leave outphrasal verb何かまたは誰かを含めない、考慮しない

 日本語訳

5Gは、第5世代のモバイルネットワーク技術だ。約5年前に導入された。5Gが私たちの生活やビジネスを変えるという期待があった。たとえば、自動運転車、遠隔手術、スマートシティ、IoT、さらにはスマート冷蔵庫などだ。しかし、多くの約束は実現していないと、ビジネスインサイダー(BI)の新しい報告書は述べている。

なぜ5Gは、私たちが期待していた未来を実現できなかったのか?

一つ目の理由は、十分な計画なしに大きな期待が語られたことだ。例えば、遠隔手術には高速なインターネットだけでなく、優秀な病院スタッフ、清潔な環境、先進的な医療機器なども必要だ。これらがすべて揃わなければ、遠隔手術は実現できない。

二つ目の理由は、技術そのものに問題があることだ。5Gは強力なものの、広い範囲をカバーできない。「ミリ波」と呼ばれる5Gの重要な技術は、限られた場所でしか利用できない。さらに、通信会社は都市部を中心にサービスを提供し、地方や田舎をないがしろにした。これが地域間での**「デジタル格差」**を生んだ。

さらに、5Gのカバレッジマップは紛らわしいことがある。地図上では5Gがどこでも使えるように見えても、実際には5Gタワーの近くでしか十分に機能しないこともある。ワシントン・ポストの見出しにも「あなたのスマホの5Gアイコンと電波バーはウソをついている」というものがあった。スマホの画面に5Gの表示が出ていても、実際には5Gを使えていない場合があるということだ。

アメリカでは通信会社3社が、ライセンスだけで約1000億ドル(約15兆円)も投資したが、実際の現場では期待したほどの変化はなかった。むしろ、通信会社の収益は減少している。

5Gには健康への懸念もある。2020年には、ある雑誌が「5Gは私たちを殺すのか?」と問いかけた。放射線(RF-EMF)に関する一部の懸念は誇張されていたが、それでも世間の意見に影響を与えたことは間違いない。

では、5Gで実際に得をしたのは誰か?それは利用者でも通信会社でもなく、ノキア、エリクソン、サムスンといった通信機器メーカーだ。5Gネットワーク構築競争のおかげで、これらの企業は多くの機器を販売することができた。

BIの報告書は、「1Gや3Gなどの奇数世代の技術はあまり成功せず、2Gや4Gなどの偶数世代の方がうまくいった」とまとめている。もしかすると、6Gこそが5Gで約束された未来を本当に実現するのかもしれない。

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