ナウルの「ゴールデン・パスポート」:海面上昇からの脱出策 Nauru’s “Golden Passport”: Fix to Escape Rising Waves
今回の記事は「ナウルの「ゴールデン・パスポート」:海面上昇からの脱出策 」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
Nauru is not the only country selling citizenship to raise money.
資金集めのために市民権を売っているのはナウルだけではない。
ボキャブラリー
Citizenship | noun | ある国の合法的な国民であるという地位(市民権) |
---|---|---|
Protect | verb | 誰かや何かを危険や害から守る |
Inland | adj | 海岸や海から離れた内陸の |
Misuse | verb | 間違った方法や目的で(何かを)使う |
Get around | phrasal verb | 問題を回避する、うまく対処する |
日本語訳
ナウルを知っているだろうか?シドニーから約2,000マイル離れた、太平洋に浮かぶ小国だ。島の面積はわずか9平方マイルで、人口は約1万2000人。ナウルは今、政府が外国人にパスポートを105,000ドルで販売していることで話題になっている。
これはナウルが「ゴールデン・パスポート」を提供していることを意味する。他国の人々はナウルの市民権を買うことができる。これにより、イギリス、アラブ首長国連邦、シンガポール、香港など89カ国へのビザなし渡航が可能になる。
しかし、これは単なる利益のためではない。ナウルには約6500万ドルの資金が入る。島の中心部を整備し、現在海岸沿いに住んでいる90%の人々を内陸部の安全な地域に移動させる計画だ。デビッド・アデアン大統領は、浸水で家や建物が破壊される前に国を守るための賢明な判断だと述べた。
資金集めのために市民権を売っているのはナウルだけではない。オーストラリアのローウィー研究所によれば、60カ国以上が同様の「投資的移民」プログラムを持っているという。カリブ海の島、ドミニカも同様のケースで、気候変動から人々を守るために「パスポート・マネー」を使っている。
このパスポート制度は、特に気候変動問題のために、小国が迅速に資金を調達するのに役立っている。国連によれば、気候変動対策に必要な資金と利用可能な資金との間には、年間3,590億ドルの差があるという。この問題は、小さな島国にとってはより深刻だ。最近のCOP29会議で、裕福な国々は年間3,000億ドルを約束したが、実際に必要な額は1兆ドルを超えていると、ブルームバーグは伝えている。
このアイデアは資金調達に役立つとはいえ、心配する人もいる。犯罪者やテロリストがパスポートを悪用して法律を回避したり、他国へ簡単に入国したりするかもしれないと批判しているのだ。ヨーロッパでは、経済的な問題を引き起こしたため、多くの国がこのプログラムを中止している。
それでもアデアン大統領は、ナウルは過去の失敗から学び、今では制度の悪用を阻止するための厳重な規則を設けていると言う。
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