AIをパーソナル・ファイナンス・マネージャーにしたいですか？ Would You Like AI as Your Personal Finance Manager?

2024年6月27日

今回の記事は「AIをパーソナル・ファイナンス・マネージャーにしたいですか？」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

本日のSentence

After many years of innovative research, technology improvements, and experimentation, we can say that Artificial Intelligence (AI) is now very advanced.

長年にわたる革新的な研究、技術の進歩、実験の結果、人工知能（AI）は非常に進化したと言える。

ボキャブラリー

Advanced	adj	発展した、進んだ
Survey	noun	個人から情報を収集する方法
Efficiency	noun	材料、時間、エネルギーを無駄にすることなく、何かをしたり、何かを生産したりする能力
Fraud	noun	金銭的または個人的な利益を意図した不正または犯罪的な欺瞞
Rely on	phrasal verb	～に頼る

日本語訳

長年にわたる革新的な研究、技術の進歩、実験の結果、人工知能（AI）は非常に進化したと言える。AIは非常に新しいものから、非常に成熟したものへと成長した。今日、AIはあらゆるところで利用されている。10代の若者から高齢者まで、あらゆる年齢層の人々が、日常の些細なことをAIに任せている。Northwestern Mutualが発表した「2024年計画と進捗調査」に紹介されている新しい調査によると、多くの人々、特に若い人々は、AIに個人の財務管理を任せることに楽観的だという。

調査によると、アメリカの若者の大半（Z世代（57％）とミレニアル世代（55％））は、AIやジェネレーティブAI（GenAI）が家計管理に役立つことに期待を寄せている。彼らは、AIがファイナンシャル・プランニングを含め、金融分野における顧客体験をより良いものにすると考えている。その理由を尋ねたところ、AIの主な利点として次の5つが挙げられた：より良いデータ分析、より速い処理速度、より高い効率性、カスタマーサービスの向上、カスタマイズの機会の増加。

一方、上の世代（ベビーブーマーとX世代）は、個人の財務管理にAIを利用することにあまり乗り気ではなかった。X世代では38％、ベビーブーマー世代では23％しかAIの金融ツールを信用していない。

しかし、全体的に、不正行為の発見、サービスコールの応答、会議への参加、メモを取ることといった一般的なタスクや、金融トレンドの予測、ファイナンシャル・プランのモデル化といった多少複雑なタスクにAIツールを使うことに抵抗はないという調査結果だった。

しかし、FINRA Investor Education Foundationによる別の調査を見ると、ほとんどの人はまだAIとお金事情を共有することに億劫なようだ。AIから間違った情報を得ることを心配する声が大きい。この調査では、お金に関する意思決定をする際、63％が専門家を利用すると回答し、56％が友人や家族にアドバイスを求めると回答している。AIを利用すると答えたのはわずか5％だった。

両調査からわかる限り、個人の財務管理におけるAIの利用は拡大しているが、AIに完全に依存する準備はできていないと言える。しばらくは、人間とデジタルの助けが混在することになるだろう。