Googleのミスで失われかけた1,250億ドル Google’s $125 Billion Accident
今回の記事は「Googleのミスで失われかけた1,250億ドル」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
Luckily, UniSuper had a backup with another cloud service provider.
幸いなことに、UniSuper は別のクラウド サービス プロバイダーにバックアップを取っていました。
ボキャブラリー
Accident | noun | 予期していない、あるいは計画外の出来事や状況 |
---|---|---|
Maintain | verb | 必要な修理を行うことで、何かを良い状態に保つ |
Commercial | adj | 商品の売買やサービスの提供に関連する、またはそれに使用される |
Luckily | adv | 幸運なことに |
Depend on | phrasal verb | 支援を頼る |
日本語訳
大企業でもミスを犯すことはある。しかし、そのミス(仮に「アクシデント」と呼ぼう)によって、1,250億ドル相当の顧客データが消去されたとしたら?しかもそれを引き起こしたのがグーグル・クラウドのような大企業だとしたら?この事例は、最悪の事態はベストな環境でも起こりうることを示している。また、どんなに高度な技術であっても失敗する可能性があることも示している。
詳しい話をする前に、クラウド・コンピューティングとは何か、なぜそれが重要なのかを理解しよう。
IT革命が始まってから長い間、企業はすべてのデータを自社のビルに保管していた。サーバーやストレージなど、すべてのデータシステムを自社内で開発し、保守していた。その後、2006年にアマゾンから最初の商用クラウドが登場し、2008年にはグーグル・クラウド、2010年にはマイクロソフト・アズールが続いた。これらの大企業は、他社に低価格を提示して、データを遠隔地のサーバーに移動させることを促した。間もなく、クラウド・コンピューティングは業界図を一変させ、ほとんどの大企業がデータをクラウドストレージに移した。
さて、グーグル・クラウドに関連するニュースについて話そう。
5月上旬、グーグル・クラウドは、UniSuperというオーストラリアの年金基金会社の顧客約50万人分のデータを誤って削除した。このため、顧客は自分の口座にアクセスできず、UniSuperが運用する1,250億ドルの資金がグーグル・クラウドのサーバーから消えたことを意味した。
幸運なことに、UniSuperは別のクラウドサービス・プロバイダーにバックアップを取っていた。それでも口座を復元するのに1週間と大変な労力を要した。もしUniSuperがグーグルだけに頼っていたらどうなっていたか想像できるだろうか?
とにかく、この事件はグーグル・クラウドの汚点となった。CEOのトーマス・キュリアンは、この設定ミス(コンピューティング・システムに誤ったコマンドを与えたこと)は非常にまれな一度きりのミスであり、二度と起こらないだろうと述べ、会社の評判を守ろうとした。しかし、1,250億ドルという莫大な金額が関わっている場合、あるいはデータ・セキュリティに関わる場合、1つのミスが企業とその顧客のすべてを台無しにすることも十分に考えられる。
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