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  1日5分ビジネス英語

脱グローバリズム?本当か? De-globalization? Really?

今回の記事は「脱グローバリズム?本当か?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

It might be right to say that globalization isn't as strong as it was 20 or 30 years ago, but it's too soon to say that it's completely gone.

グローバル化は20年前、30年前の勢いこそないかもしれないが、その終焉を宣言するのは早計である。

 ボキャブラリー

Globalizationnounビジネスや他の組織が国際的な影響力を発展させたり、国際的な規模で運営を始めたりするプロセス
Competeverb他の者を打ち負かすことで、何かを獲得しようと努力する
Exaggeratedadj現実よりも大きく、良く、または悪く見なされているか表現されている
Shiftverb何かの場所、位置、または方向を変える
Flownoun安定した連続的な流れの移動

 日本語訳

1990年代、いたるところで「グローバリゼーション」の単語を耳にした。国同士が簡単にビジネスを行えるようになることを意味した。モノやアイデアが世界を自由に行き来できるようになり、各国はグローバルに競争ができるようになった。しかし近年、状況は変わり始めている。この変化は、輸入品に対する課税強化や、国内企業を外部の競争から守る規制の強化に表れている。また、COVID-19パンデミックや国家間の争いは、輸入品に頼ることへの不安を増長させた。加えて、近隣諸国間の新たな協定もグローバル化を抑制する方向への変化を強めている。

グローバル化からの脱却が、グローバル化そのものよりも有意義なことなのかどうかについては、人によって意見が異なる。例えば、TCL(大手テレビ会社)のCEOであるDongsheng Li氏は、3月に開催されたフォーチュン・イノベーション・フォーラムで、中国に対する西側の技術規制が脱グローバル化を後押ししていると述べた。

一方、全米経済研究局(National Bureau of Economic Research)の新しい研究は、この見方に異議を唱えている。この研究は、グローバル化から脱却するどころか、貿易を中国からベトナムやメキシコのような他の国々にシフトする新しいトレンドがあることを示唆している。米国の中国からの購入量は減少しているが、こういった国(ベトナムやメキシコ)から電子機器、自動車部品、半導体をより多く購入している。つまり、この研究によれば、グローバル化は依然として非常に勢いがあるということだ。確かにアメリカの貿易の仕方は変化しているが、それでも他国との貿易は依然として盛んだ。

銀行会社JPモルガンの報告書も、グローバル化の縮小に対する人々の心配は大げさすぎると言っている。米国の中国製品への課税やロシアへの懲罰といった大きな課題にもかかわらず、データは世界貿易が減少していないことを示している。

さらに、昨年10月のブルームバーグの報告書によれば、グローバル化は終焉してなどいない。多くの業界では、商品、サービス、資本、知識の自由な流れがまだ続いている。

グローバル化は20年前、30年前の勢いこそないかもしれないが、その終焉を宣言するのは早計である。

SOURCE BLOOMBERG via YouTube

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