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  1日5分ビジネス英語

競合他社の情報を得るためのアマゾンの覆面作戦 Amazon’s Undercover Operation to Get Competitor Intel

今回の記事は「競合他社の情報を得るためのアマゾンの覆面作戦」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

It's okay to collect "competitive intelligence" if the information is available to everyone.

誰でも入手できる情報であれば、「競合情報」を収集することは問題ない。

 ボキャブラリー

Competitiveadj競争に関連する、または競争を特徴とする
Intelligencenoun知識やスキルを獲得し適用する能力;軍事的、政治的、または商業的目的のために集められた情報
Pretendverb何かが真実であるかのように振る舞う
Espionagenoun特に外国政府や競合他社の計画や活動に関する情報を得るためにスパイ活動に従事すること、またはスパイを使用すること
Benchmarkingnoun業界最高または他社のベストプラクティスと自社のビジネスプロセスやパフォーマンス指標を比較するプロセス

 日本語訳

オンラインでの物販は非常に競争が激しい。企業はベストな条件、価格、サービスを提供しようとする。公開されている競合他社の情報を分析すること(「競合情報分析」)で、その競争世界を生き抜いている。

もし、ある大手ハイテク企業が、人を雇って他社のウェブサイトの販売者になりすまし、製品や価格、カタログ、広告に関する情報を秘密裏に入手していたらどうだろう?例えばこの企業がアマゾンで、eBay、ウォルマート、FedExなどの企業を監視していたとしたらどうだろう?

このニュースは数日前にウォール・ストリート・ジャーナルによって最初に伝えられた。どうやらアマゾンは2015年、「競合情報」を得るために「プロジェクト・キュリオシティ」を開始したようだ。チームメンバーらは、アマゾンが設立したビッグ・リバー・インターナショナルという会社の出品者になりすまし、ライバルのマーケットプレイスで秘密裏に活動していた。約10年間、これらのサードパーティーの出品者はアマゾンの覆面エージェントとして活動し、アマゾンのために他社の動向に関する情報を収集した。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ビッグ・リバーの仕組みについても詳しく説明している。ビッグ・リバーの従業員らはアマゾンとの繋がりを隠し、特別な電子メールを使い、自分たちが行ったことの電子記録は残していなかった。彼らはアマゾンのリーダーと直接会い、自分たちが得た情報を共有した。

アマゾンは何も悪いことはしていないと言う。競合他社をチェックすること、つまり「ベンチマーキング」は、アマゾンのマーケットプレイスを知るために他の企業も行っていることだという。

この話題は、競合他社の情報を得るうえで何が正しくて何が間違っているのか、という議論を再燃させている。誰でも入手できる情報であれば、「競合情報」を収集することは問題ない。しかし、「産業スパイ」と呼ばれる競合他社のために企業秘密を盗む行為は許されない。アマゾンは、「プロジェクト・キュリオシティ」は「競合情報」を得ただけだと言うが、状況はもっと複雑だと言える。結局のところ、アマゾンは人を雇って販売者のなりすましや他社のビジネスに関する情報を収集させ、他社を秘密裏に探っていたのだから。

どう思うだろうか?これはビジネスにおける公正な行動だと言えるだろうか?

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