幸福がチャリティの原動力に? Can Happiness Fuel Charity?
今回の記事は「幸福がチャリティの原動力に?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
This is called the "warm glow of giving" by behavioral economists.
これを行動経済学者は「寄付の温かい(ほんわりとしたぬくもり)輝き」と呼んでいます。
ボキャブラリー
Precursor | noun | 他のものよりも先に来るもので、多くの場合、その発展につながったり影響を与えたりする |
---|---|---|
Scrutinize | verb | 情報を発見するために何かを注意深く調べる |
Inclination | noun | 特定の方法で考えたり、行動したり、振る舞ったりする傾向や好み |
Game-changer | noun | 現在のやり方や考え方に大きな変化をもたらす出来事、アイデア、技術 |
Solicitation | noun | 誰かに何かを求めたり、得ようとする行為 |
日本語訳
今日のデジタル社会では、善意のために寄付をすると、その事実をソーシャルメディアで報告する人がいる。一方、公表はしないが、それでも幸福感を得ている寄付者も少なからずいる。彼らが言うには、寄付をするとそれだけで気分が良くなるということだ。これを行動経済学者は「与えることの暖かい輝き」と呼ぶ。
興味深いことに、『エコノミック・ジャーナル』誌に掲載された最近の研究では、幸福感が慈善活動の前兆になる可能性が示唆されている。ジョージア工科大学経済学部のケイシー・ウィックマン助教授とマサチューセッツ大学のネイサン・チャン教授は、ウィキペディアの寄付者約2万人のツイートの分析を通じて、この興味深い概念に光を当てた。
この研究では、寄付後にツイートすることを奨励されているハッシュタグ「ILoveWikipedia」を利用した。研究者たちは自然言語処理ツールを使って、寄付前後のツイートを精査した。各ツイートがどの程度ポジティブ、あるいはネガティブなのかをスコアリングした。そして、研究者たちはある傾向を発見した。それは、寄付者は寄付をする前は概して気分の高まりを感じており、寄付をした後はすぐにいつもの気分に戻っていた、ということだ。
この現象は「プレヒーティング効果」と呼ばれ、気分の高揚と寄付への意欲の間に相関関係があることを示唆している。この現象を理解することは、非営利団体の資金調達戦略を大きく変える可能性がある。ウィックマンが示唆するように、寄付者予備軍が幸せを感じている瞬間をターゲットにできれば、慈善事業への寄付が増える可能性がある。さらにチャンは、こうした「幸せな瞬間」を特定することが、寄付を募る最適なタイミングになると付け加えている。
この研究は、幸福は善い行いの産物なだけでなく、慈善事業への寄付を含む好意的な行為を促すきっかけにもなるということを教えてくれる。
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