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英語はもっと科学的に学習しよう

英語は科学的にSLA(第二言語習得論)というものをもとにした「英語はもっと科学的に学習しよう」白井恭弘著を購読。1時間で読み終えることができる本でした。 英語が使えない人の理由は以下の2つだそうです。

「やり方が間違っている、効率が悪い」

「学習にかける時間が不足している」

そして、白井氏が強調しているのはSLAの理論からみると、日本人が英語ができない理由として、英語のインプットが圧倒的に不足している事。 単に不足しているのではなく圧倒的に不足しているのだそうです。 そのインプットの理解というのは、文法をあまり知らなくても、単語の意味さえわかれば、それなりにできるようになっています。「人間が持つ自然に言語を理解する能力」を使う事をまず重視して下さい。あまり文法にこだわらず、まず自然な言語習得をめざすことが「使える英語」を身につける早道なのです。 英語を読む際に、日本語に訳さずに、前から順に意味がとれるようにする。できれば音声と文字が両方ある教材を使い、リスニング→リーディング→リスニングと繰り返し、最後は音だけで意味が理解できるところまで繰り返すといいでしょう。 多読と精読の割合は、多読が8割で精読が2割が比率としてはよいらいしいです。 結論として、多読・直読直解が「使える英語」の基礎になるようです。 つまり、ひっくり返さず前から順番に意味を取っていって、日本語に訳さずに意味を取れるところまで持っていったわけです。これで初めて英語を英語らしく、普通のコミュニケーションの手段として使えるようになった、言えます。 BEProで学習をする際にも、音声をうまく活かして、リスニング、リーでイング、またリスニングと繰り返す日も1日か2日もうけてもいいと思いました。 【白井恭弘(しらい やすひろ)】 ピッツバーグ大学言語学科教授。上智大学外国語学部卒業。浦和市立高校教諭を経て、カリフォルニア大学ロサンゼルス校修士課程、博士課程修了、Ph.D.(応用言語学)。大東文化大学外国語学部英語学科助教授、コーネル大学現代語学科助教授、同アジア研究学科准教授などを経て現職。 日本の高校・大学で英語を、アメリカの大学で日本語と言語学を長年教え、身近な例を用いたわかりやすい語り口に定評がある。