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  1日5分ビジネス英語

ウェブはまだ万人のためのものか? Can the Web Still Be for Everyone?

今回の記事は「ウェブはまだ万人のためのものか?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

If we can reduce addiction, protect personal data, and give users more control, the web can once again be a place for everyone — though that goal will not be easy to reach.

個人データを守り、人々に再びコントロールを取り戻させることができれば、ウェブは本当に「すべての人のための場所」に戻るでしょう。とはいえ、それを実現するのは決して簡単なことではありません。

 ボキャブラリー

 日本語訳

ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)が発明されてから、約35年が経ちました。その影響は本当に大きなものでした。

しかし、その創始者であるティム・バーナーズ=リー卿によると、ウェブには良い面ばかりではありません。彼は新しい著書『This is for Everyone(すべての人のために)』の中で、うまくいったこと、うまくいかなかったこと、そしてウェブをどう改善できるかについて語っています。

科学誌『ニュー・サイエンティスト』のインタビューで、バーナーズ=リー卿はウェブをどのように作り上げたか、そしてそこから何を学んだのかを説明しました。

彼はHTMLやHTTPといったシンプルな仕組みを考案し、それによって多くの人が自分のウェブサイトを作れるようになったことを誇りに思っています。

一方で、現在は少数の巨大なソーシャルメディア企業がネットを支配しており、当初の「誰もが自由に参加できる精神」が失われてしまったと感じています。

彼が最も問題視しているのは、ウェブが「操作の道具」になってしまったことです。

2016年のアメリカ大統領選では、SNSが偽情報で有権者を惑わせた例が見られました。

また、多くのサイトはユーザーを長時間引きつけるように設計されており、いわば「中毒性」を持っています。TikTokやInstagramがその代表例です。

では、どうすればよいのでしょうか?

彼は「魔法のような解決策はない」と言います。

特に子どもや若者のネット依存を防ぐには、そうした中毒性を生み出すシステムやアルゴリズムに対抗しなければなりません。

彼は「子ども用の携帯電話」を開発するというアイデアも提案しています。通話、地図、Wikipediaだけが使えるようにし、依存性の高いアプリにはアクセスできないようにするのです。

他の分野にはすでに年齢制限があるのだから、「SNSにも制限を設けてもいいのでは」と問いかけています。

さらに彼は人工知能(AI)についても語りました。

AIには希望と危険の両方があるといいます。彼自身はAIを便利だと感じていますが、「超知能」には注意が必要だとも指摘します。

彼はCERN(欧州原子核研究機構)のように、世界中の専門家が協力して安全に研究を進める仕組みが必要だと主張しました。

最後に、彼は前向きな言葉で締めくくりました。

今でも多くの人がウェブをより良くしようと努力しており、AIはがんや難病の治療にも役立つかもしれません。

もし私たちがネット依存を減らし、個人データを守り、人々に再びコントロールを取り戻させることができれば、ウェブは本当に「すべての人のための場所」に戻るでしょう。

とはいえ、それを実現するのは決して簡単なことではありません。

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