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  1日5分ビジネス英語

太古の火星に生命? Life on Ancient Mars?

今回の記事は「太古の火星に生命?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

But to prove this for sure, the samples must be brought to Earth for deeper tests.

しかし、これを確実に証明するには、サンプルを地球に持ち帰ってさらに詳しく調べる必要があります。

 ボキャブラリー

Discoverynounこれまで知られていなかったものを初めて見つけたり学んだりすること
Proveverb証拠や論拠によって、何かの真実や存在を証明する
Ancientadj非常に遠い過去に属し、もはや存在しない
Supposedlyadv疑いや懐疑の念を抱きながら、そう信じたり主張したりする人もいる
Walk away fromphrasal verb重要性や可能性があるにもかかわらず、何かを放棄したり撤退したりする

 日本語訳

長年、人々は火星に生命の痕跡があるかどうかを探してきました。作家や映画制作者も「火星人」というテーマで多くの人気小説や映画を生み出してきました。科学者たちはさまざまな発見や理論を示してきましたが、決定的な結論はありませんでした。最近、NASAは探査車パーサヴィアランスがが火星で「画期的な発見」をしたと発表しました。しかし、ウォール・ストリート・ジャーナルは問いかけます。本当にそうなのか、それともまたの誤報なのか、と。

疑う理由はいくつもあります。過去に報告された火星生命の証拠は、詳しい調査の後に否定されてきました。1976年、NASAのバイキング着陸船は火星の土壌を調べました。当初、結果は生物活動を示唆しましたが、後の研究では実際の生命の兆候は確認されませんでした。20年後、南極で火星由来の隕石が発見されました。科学者たちは古代の微生物が含まれていると考えましたが、後の研究でその形状は水と岩石の反応によってできたものであることが判明しました。

今回の新しい発見は、以前よりも確かなものかもしれません。テレビ会議でNASAのショーン・ダフィーはこう述べました。「これは、火星で見つかった中で最も明確な生命の兆候かもしれません。」

では、何が見つかったのでしょうか?

昨年7月、パーサヴィアランスはジェゼロ・クレーターの古代の川の跡で、矢印形の岩石を発見しました。テストの結果、鉄を多く含む鉱物、ビビアナイトとグレイガイトが見つかりました。地球上では、これらの鉱物は腐敗物の近くでよく見られるか、微生物によって生成されます。先月の研究では、これがかつて火星に微生物が存在した可能性を示すかもしれないとされました。

しかし、これを確実に証明するには、サンプルを地球に持ち帰ってさらに詳しく調べる必要があります。それは簡単ではありません。「火星サンプルリターン」計画は110億ドルの費用がかかるとされ、議会もまだ承認していません。実際、トランプ大統領の2026年予算案ではNASAの資金がほぼ4分の1削減され、科学プログラムの予算も半分になります。また、サンプルを持ち帰るミッションも中止される方向です。

もしこのままいけば、火星の生命について真実を知ることはできないかもしれません。プラネタリー・ソサエティのケイシー・ドレイヤーはThe New Yorkerにこう語っています。「NASAは火星で生命の可能性を示す兆候を見つけたばかりですが、公式の方針はそれを放置することなのです。」

【テーマ】Life on Ancient Mars? / 太古の火星に生命?

🔵 未来予測

ごっチャン:
米国以外の例えば中国が火星開発を活性化させたり、サンプルを持ち帰らずにその場で詳細な分析・研究ができたりする事で、宇宙開発の主役が変わる可能性が高まると予想しました。
BCIや量子AIなど、火星でサンプルを詳細分析する技術も含めて、米国以外の国が火星探査の主役となる可能性もあるのではと感じました。

Hikaruさん:
国家予算に依存する部分は多くても、アレックスくんのような豊かな観察眼を持つ子供達や、千葉の高校生のような若い研究者が、宇宙への畏怖畏敬の想いを探求できる世界にしていかないといけないな…と感じました。

deborahさん:
もし火星に生命が存在していたのなら、火星移住も不可能ではないと考えられます。13歳のAlexanderくんの発想に驚きました。このような発想は幼い時期に自然と芽生えるものなのでしょうか。成功を求めるのではなく、失敗を耐え抜く力こそが成功の鍵。常に冒険者でいたいものです。

nobotaさん:
Why does humanity persist in searching for extraterrestrial life? Is it merely intellectual curiosity? Even if we find it, it could be a new virus capable of wiping out all of human beings. I believe unknown life forms must exist not only on Mars but throughout the vast universe. I want to believe that such life forms pose no threat to humanity。
(日本語訳:なぜ人類は地球外生命の探索を続けるのでしょうか。それは単なる知的好奇心でしょうか。もし見つかったとしても、人類を滅ぼすかもしれない新種のウイルスかもしれません。未知の生命体は火星だけでなく広大な宇宙の至る所に存在すると思います。そしてそれらが人類に脅威を与えないと信じたいのです。)

M-san:
生命の起源探求は「人とは何か」「知性とは何か」という哲学的テーマを含んでおり、単なる科学ではなく人類全体への投資だと感じました。

🔴 批評・考察

Akさん:
サンプルを持ち帰って調べるのに、110億USD。ワクワクを買うには、ずいぶん高い買い物ですね。
もし、仮に火星に生物がいたとして、それが絶滅したのはなぜなのか、その部分には興味を引かれます。もしかしたら、遠い将来に地球の生き物が住めなくなることを回避できるかもしれません。

Cooさん:
宇宙旅行も含め、宇宙関連は莫大な費用が掛かりますね。費用対効果を考えたら何の研究が日の目をみるか解らないとは言え、予算は限られてますので、その取り合いはどの国にでも同じですね。
現在、アメリカの連邦機関は予算成立ぜず、職員も無給休暇状態ですので、この件は暫くは厳しそうですね。

orangeさん:
トランプ氏の宇宙開発の費用は民間と応分に負担という政策が全面に出ていますね。利益が出ないからといって科学研究分野への投資を怠ると国力が減退し、国の威信をかけた中国に対抗できなくなるかもしれません。パーサヴィアランス火星探査車のように忍耐強く努力を続けたいですね。

雨のち晴れさん:
NASAの資金がほぼ4分の1削減され、科学プログラムの予算も半分になり、サンプルを持ち帰るミッションも中止される方向。火星研究も「運・鈍・根」で続けていくのが良いと思いました。研究資金の確保がいかに大事かを改めて感じます。

nobotaさん:
The line between fact and fiction has been blurred. Especially with heavy events, the truth has often remained shrouded in darkness. Going forward, the real problem will be videos—many people readily believe—combined with the ease with which ordinary individuals can now fabricate fiction. Addressing this urgently, both technologically and legally, is now an imperative。
(日本語訳:事実と虚構の境界があいまいになっています。特に重大な出来事では真実が闇に隠れてしまうことが多い。今後の問題は、誰でも簡単に動画を作れる時代に、人々がそれを信じてしまうことです。技術面と法的整備の両面での早急な対応が必要です。)

🟢 補足情報・知識共有

カニッシーさん:
天の川銀河には1000〜4000億個の恒星と同程度かそれ以上の惑星があり、観測可能な宇宙には約2兆個の銀河が存在すると推定されています。どこかには生命がいそうです。火星で生命が見つかれば、宇宙に生命があふれている可能性が高まります。

Jtさん:
I looked into the differences between past misinformation cases... NASA’s careful interpretation reflects the lessons learned from past misleading discoveries。
(日本語訳:過去の誤情報事例を調べました。1976年のバイキング計画では、ガスの発生が生命の証拠と報じられましたが、無機反応でした。南極の隕石ALH84001の微生物化石も、鉱物反応で自然に形成される可能性がありました。今回NASAが慎重なのは、過去の誤解を教訓としているからです。)

デバイスとプリンターさん:
研究成果のプレスリリースをみると「Xの痕跡を発見」といった報告が多いですね。少しずつ前進しているものの、どれくらい先に成果が出るのかが見えにくい。今回も「過去」より「現在どうか」に関心があります。

M-san:
水素原子が集まり恒星となり、鉄より重い元素は超新星爆発で生まれるという説明を聞き、生命も宇宙の営みの延長線上にあると感じました。ドレイク方程式など、科学と哲学の交差を感じます。

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