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  1日5分ビジネス英語

AIを嫌う時が来たのか? Is It Time to Hate AI?

今回の記事は「AIを嫌う時が来たのか?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

Too much hope is placed on AI. At the moment, it’s more about feelings and expectations than real success.

AIには過度な期待が寄せられています。今のところ成果よりも「雰囲気」や「期待感」に支えられているにすぎません。

 ボキャブラリー

Criticsnoun批評家、何かの欠点を指摘したり否定的な意見を述べる人々
Chaseverb追い求める、必ずしも成功が保証されないものを目指す
Placeverb特定の位置に置く
Badlyadvひどく、深刻な程度で、有害または否定的な形で
Move forwardphrasal verb前進する、計画やプロセスの次の段階に進む

 日本語訳

「All hat and no cattle(立派な帽子をかぶっていても牛がいない)」という表現は、もともとアメリカ西部で「大きなことを言うが中身がない人」を指して使われていました。今では批評家たちが、人工知能(AI)にもこの言葉を当てはめています。AIは「すべてを変える」と期待されているものの、実際の成果はまだ小さいです。それでもテック業界ではAIへの信頼が続いています。

AIには何百億ドルもの資金が投入されています。次の大きな進化とされる汎用人工知能(AGI)が利益を生むことを期待しているからです。しかしこれは市場にとってリスクでもあります。ブルームバーグ・ビジネスウィークのポッドキャスト「Everybody’s Business」によると、アップル、アルファベット、アマゾンなどの「マックスセブン」と呼ばれる主要テック株は、株式市場全体の約40%を占めています。もし彼らのAI戦略が失敗すれば、市場全体に深刻な影響を与えるでしょう。

同じポッドキャストでEZPRの創業者エド・ジトロン氏は、企業はデータセンター建設やチップ購入、AI企業の買収に年間約800〜1,000億ドルを使っているが、利益はわずか30〜40億ドルにとどまると語りました。マイクロソフトはAI収益の公開をやめ、セールスフォースも「今年はAIによる成長は見込めない」と発表しています。

さらに、マサチューセッツ工科大学の新しい調査は投資家を一層不安にさせました。生成AIの試験プロジェクトの95%が失敗していることが明らかになり、多くの企業が前進できずに足踏みしているのです。

最大の問題は、大規模言語モデル(LLM)と、人間並みの推論を可能にする汎用人工知能(AGI)の間にある大きなギャップです。企業は依然としてAGIを追い求めていますが、その夢は巨額の資金を消費するだけになっています。

現在、AIで大きな利益を上げているのは、需要の高いチップを提供するNvidiaだけです。同社の収益の40%以上はマックスセブンに依存しています。しかし、この需要が落ちれば、エヌビディアだけでなく金融市場全体に大きな打撃となるでしょう。

AIには過度な期待が寄せられています。今のところ成果よりも「雰囲気」や「期待感」に支えられているにすぎません。もしAIが期待に応えられなければ、テック企業は成長の物語を示す手段を失い、深刻な問題に直面するかもしれません。

 参考動画

脅かすわけではありませんが、念のための用心ということで!

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