ムーンパワー:次の宇宙開発競争 Moon Power: Next Space Race
今回の記事は「ムーンパワー:次の宇宙開発競争」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
NASA plans to work with private companies to build a 100-kilowatt nuclear reactor at the Moon’s South Pole.
NASAは民間企業と協力し、月の南極に100キロワット級の原子炉を建設する計画を進めています。
ボキャブラリー
Reactor | noun | 核反応を開始・制御する装置、特に発電に使用される |
---|---|---|
Respect | verb | 他者の権利・希望・利益を考慮し、それに従って行動する |
Critical | adj | 成功や機能にとって非常に重要または不可欠な |
Former | adj | 以前は特定の役割を担っていた、あるいは特定のものであった |
Leave behind | phrasal verb | 出発後に何かを残す |
日本語訳
かつて、宇宙開発競争の目的は、最初に月に到達して、旗や足跡、探査機などを「残す」ことでした。ところが今の目的は違います。今では「月にとどまり、基地を建設する」ことが目標になっています。ですが、大きな問題があります。月では14日間連続で太陽光が届かない期間があるため、その間は太陽光発電が使えないのです。
この問題を解決するために、中国、ロシア、アメリカといった国々は、月に原子力発電所を建設する計画を立てています。
これは近い将来実現するかもしれません。5月には、ロシアと中国の宇宙機関が協力して2035年までに月に原子炉を建設することに合意しました。8月にはアメリカも対抗して独自の計画を発表しました。NASAの代理責任者ショーン・ダフィー氏は、アメリカは2030年までに月で稼働する原子炉を完成させたいと述べています。
「では、月は誰のものなのか?」と思う人もいるかもしれません。1967年の宇宙条約によれば、月はすべての人類のものであり、各国は互いの利益を尊重しなければならないと定められています。つまり、どの国でも月に行って基地を建てることはできますが、ほかの国はそのエリアを避けなければなりません。つまり、「最初に基地を建てた国」が、事実上「ここには立ち入るな」と主張できる状況になるのです。
また、宇宙での原子力利用を認める国際的なルールもすでに存在します。1992年に国連は「太陽光発電だけでは不十分な場合、宇宙で原子力を使用できる」と認めました。
NASAは民間企業と協力し、月の南極に100キロワット級の原子炉を建設する計画を進めています。この地域には水の氷を含む多くの有用な資源があります。『ワイアード』誌によると、この新しい原子炉は、これまで火星探査車に使われてきた小型発電機よりもはるかに強力なエネルギーを生み出します。元NASAの幹部バヴィア・ラル氏は、これは月だけでなく太陽系全体にとっての「大きな転換点」になると述べています。彼女は、地球上で人々が「ろうそくから電灯へ」と移行した時代になぞらえて説明しました。
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