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過去の紛争が現代の戦争に飛び火 Ancient Dispute Sparks Mmodern-Day War

今回の記事は「過去の紛争が現代の戦争に飛び火」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

The reason for the fight seems to be land. This is not something new. Many countries fight over land.

衝突の原因は領土をめぐる問題のようです。これは珍しいことではなく、多くの国が領土をめぐって争っています。

 ボキャブラリー

Disputedadj(所有権や権利などについて)争われている、論争中の
Nominateverb(職位や賞などに)正式に推薦する、指名する
Civiliannoun軍人・警察官ではない一般市民
Recentlyadv最近、近ごろ
Fight overphrasal verb何かをめぐって争う、戦う

 日本語訳

「隣人を愛せよ」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし、今の世界がそれに倣っているとは到底思えません。国境を接する多くの国々が対立しています。たとえば、インドとパキスタン、北朝鮮と大韓民国、ベネズエラとコロンビア、ハンガリーとルーマニアなどです。そして今、タイとカンボジアもそのリストに加わりました。この二つのアジアの隣国は最近、銃や爆弾を使って衝突し、少なくとも40人が死亡、数百人が負傷し、30万人以上が家を追われました。

衝突の原因は領土をめぐる問題のようです。これは珍しいことではなく、多くの国が領土をめぐって争っています。たとえば、中国と日本は尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐって対立し、カナダとグリーンランドはハンス島について意見が対立、ウガンダとケニアもミギンゴ島をめぐって争っています。

カンボジアとタイの対立は100年以上前、フランスがカンボジアを支配した後に国境が定められた時から始まりました。2008年に状況が悪化しました。カンボジアが、係争地にある古い寺院をユネスコ世界遺産に登録しようとしたのです。タイはこれに反対し、衝突が起きました。

5月以降、両国は国境を超えることを制限し始めました。BBCによると、カンボジアはタイからの果物、野菜、電力、インターネットサービスなどの輸入を禁止しました。本格的な戦闘は7月下旬に始まりました。双方が相手国が先に国境を越えて攻撃してきたと非難し合いました。タイは、カンボジアが民間地域にロケットを撃ったとし、それに対抗してF-16戦闘機でカンボジアの標的を攻撃したとしています。一方カンボジアは、タイ軍が先に、両国が領有権を主張する寺院でタイ兵が最初に発砲したと主張しています。

数日間の戦闘の後、マレーシアとアメリカの仲介により和平合意が成立しました。アメリカ大統領は、これまでインドとパキスタン、イスラエルとイランなどの争いを止めたと主張してきたように、今回の停戦も自分の功績だと述べました。ロイターによれば、アメリカは両国に「戦闘が終わるまで貿易交渉を進めない」と警告していたとのことです。パキスタンと同様に、カンボジアもトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦したいと発言しました。

しかし、和平は脆弱です。問題は解決していません。両国は今後も国境や寺院の所有権について、長年にわたって争いを続ける可能性が高いでしょう。

SOURCE: CNN via YouTube

Signalメンバーの皆さんのコメント・ハイライト

テーマ:Ancient Dispute Sparks Modern-Day War / 過去の紛争が現代の戦争に飛び火

  • ともさん
    「隣人を愛せよ」が現実に実行されれば領土問題は起きないが、天然資源や観光資源など富の源がある限り難しい。シェアという発想も必要かもしれない。
  • Akさん
    A large nation like the USA or an international organization could help resolve conflicts between small countries. But with only one superpower, it’s difficult to stop wars like Gaza or Ukraine. Japan should calmly and strategically become a middle power with multilateral partnerships and self-defense capabilities.
    (日本語訳:米国のような大国や国際機関が小国間の紛争を解決できるが、唯一の超大国だけでは困難。日本は冷静かつ戦略的に、中堅国として多国間連携と自衛力を備えるべきだと思う。)
  • M-san
    世界中で隣国と長期的に良好関係を保つのは稀。EUは大戦を経てまとまったが、東南アジアもASEANとしてもっと団結が必要。タイ駐在時代、タイ人は隣国を低く見る傾向があり、文明の誇りも対立の原因。世界遺産の共同管理が望ましいのでは。
  • Jtさん
    Territorial issues are difficult to resolve as countries can’t accept each other’s claims. Possible approaches: International Arbitration, Joint Development, UNESCO management. Short-term: ceasefire or shelving; long-term: arbitration or joint management.
    (日本語訳:領土問題は互いの主張を受け入れられず解決困難。国際仲裁や共同開発、ユネスコ管理などの方法があり、短期的には停戦、長期的には仲裁や共同管理が有効。)
  • Salsoulさん
    歴史が教えるのは「戦争は偶然でなく恐怖や格差の積み重ねで起きる」ということ。対話・透明性、格差是正、小さな不正義を放置しない仕組みづくりが必要。植民地支配の不自然な国境問題からは「共有の発想」「文化財の共有」「国際仲裁の尊重」が学べる。パンデミック後の「所有から共有へ」の価値観は紛争回避にもつながる。
  • Cooさん
    領土拡大は人類の本能的欲求だが、理性によって平和的解決を望みたい。ただし冷戦を知る世代としては、新たな対立構図が生まれる未来も想像してしまう。
  • orangeさん
    日本も中国・ロシア・韓国と領土問題を抱える。カンボジアの寺院は国際裁判所の判決があっても争いが続く。国際機関が公平に当事国の主張を聞くのか疑問。トランプ氏の仲裁は本当に利益があったのか考えさせられる。
  • 雨のち晴れさん
    国際司法裁判所が紛争解決に寄与した例はあるが、当事国の受け入れが不可欠。カンボジアとタイの寺院問題も判決があっても対立が続く。最終的には米国が主導するが、それに頼らず国際的な仕組みづくりを考える必要がある。
  • ごっチャン
    経済面が国際紛争に与える影響が大きくなると予想。関税が紛争解決の一因となる一方、ロシアのように効かない国もある。アフリカのBPO産業のような国際経済交流が紛争抑止に効果を持つかもしれない。
  • Enhanceさん
    中国が人型ロボットに注力するのは軍事利用のためだと考える。未来には思想をコピーできる「コピーロボット」のような存在が現れ、人は自己を再定義することになるかもしれない。

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