ディズニーのギャラクティック・スタークルーザーが大ピンチ！ Disney’s Galactic Starcruiser goes into a death dive

2023年6月14日

今回の記事は「ディズニーのギャラクティック・スタークルーザーが大ピンチ！」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

本日のSentence

Even with the setback, the Galactic Starcruiser achieved some of the highest ratings in Walt Disney World's 50-year history.

挫折を味わったとはいえ、ギャラクティック・スタークルーザーはウォルト・ディズニー・ワールドの50年の歴史の中で最も高い評価を獲得した。

ボキャブラリー

Ventures into	phrasal verb	特にビジネスにおいて、新しいこと、異なることを始めること。
Pie in the sky	other	実現しそうにないアイデアや計画のこと。絵にかいた餅
On thin ice	other	危険な状況下で
Dwindled	verb	だんだん少なくなっていくこと、小さくなっていくこと。
Hefty	adj	量、大きさ、力などが大きいこと。

日本語訳

ウォルト・ディズニーは、世界的なエンターテインメント企業であり、魅力的なテーマパーク、愛されるキャラクター、そして魅力的な映画で知られています。また、ホスピタリティにも進出し、ウォルト・ディズニー・ワールドの名の下に25以上のリゾートを経営しています。その大胆なプロジェクトのひとつが、2022年5月にオープンした「スター・ウォーズ：ギャラクティック・スタークルーザー」ホテルです。惜しむらくは、この宇宙船をテーマにしたホテルが、今年9月の閉鎖に直面し、薄氷を踏む思いでいることです。

スタークルーザーの苦戦の原因は何だったのでしょうか。このホテルは、他のホテルとは異なり、カップルなら5000ドル、4人のグループなら6000ドルで、2泊のスター・ウォーズ体験を提供するものでした。ここでは、ゲストは遥か彼方の銀河系に没入し、宇宙人と交流し、さまざまな惑星を横断するバーチャルツアーに参加することができました。このベンチャーは、スター・ウォーズファンにとって、まさに絵に描いた餅だったわけです。

当初、スタークルーザーは熱狂的に迎えられましたが、やがてその話題は下火になってしまいました。急なコスト高に加え、リピーターが少ないことが、ディズニーに大きな打撃を与えたのです。ホテルの高い維持費は、全室が安定的に稼働していないと捻出できませんし、高額な利用料のために運営が困窮してしまいました。このため、ディズニーは2023年9月28日から30日にかけてスタークルーザーの最終航海を発表し、ホテルの閉鎖を示唆しました。

このような困難があったにもかかわらず、ディズニーは、富裕層向けにユニークな体験を提供しようとしたその大胆な試みについては評価したいと思います。挫折を味わったとはいえ、ギャラクティック・スタークルーザーはウォルト・ディズニー・ワールドの50年の歴史の中で最も高い評価を獲得したものだったのです。