日本のEVは、世界の中でどこにいるのか? Where are Japanese EVs on the world stage?
今回の記事は「日本のEVは、世界の中でどこにいるのか?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
Many countries are phasing out gasoline-powered cars, even hybrids, due to environmental concerns.
多くの国では、環境への配慮から、ガソリン車(仮にそれがハイブリッド車であっても)を段階的に廃止している。
ボキャブラリー
lackluster | adj | 精彩を欠いた |
---|---|---|
unveil | verb | 明らかにする;ベールを外す |
initiative | noun | イニシアティブ;計画 |
dominate | verb | 支配する;優位を占める |
halt | verb | 停止する;中止する |
日本語訳
過去10年間で、電気自動車の需要は増加しました。EVは自動車市場の12%を占め、交通の未来と広く考えられています。大手自動車メーカーの多くは、早くからこのトレンドに着目し、EVの市場シェアを最大化するための取り組みを行ってきました。日本の自動車メーカーは、それに大きく遅れをとっています。
どうしてでしょうか?技術立国といわれる日本が、10年前には席巻していたEV市場で、なぜここまで遅れをとってしまったのでしょうか。
2010年、日産リーフを筆頭に、日本のEVは世界市場の7割から8割を占めていました。現在、EVの世界販売台数のわずか5%が日本製で、EV製造メーカートップ20に日本の企業は入っていません。EV市場のトップは言わずと知れたテスラ、次いでBYD、SAIC-GM-Wuling Automobile、フォルクスワーゲンと続いています。
日本の自動車メーカーは、ガソリンと電気のハイブリッド車や水素自動車に注力したことが間違いだったと専門家は指摘しています。おそらく、EV市場は失敗すると考えたのでしょう。事態は全く違う方向に動くことになりました。2022年1月から9月にかけて、EVの販売台数は2021年同期比で80%も急増したのです。多くの国では、環境への配慮から、ハイブリッド車であっても、ガソリン車を段階的に廃止しています。
日本の自動車メーカーはEV市場の拡大の波に乗れず、電動化の試みは精彩を欠くことになりました。トヨタは昨年5月に電気SUVのbZ4Xを発表しましたが、技術的な問題で数カ月間の販売停止を余儀なくされる事態が起こりました。
日本の自動車メーカーはEV分野に900億ドル以上を投資することを目指していますが、世界市場に追いつくのは難しい見通しです。また、国内ではまもなくBYDの挑戦に直面することにもなります。今年、中国のメーカーによる少なくとも3台の自動車が日本で販売される予定なのです。
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