マットBlog
Writing Level Checker ライティング添削プログラム
2016年6月13日
先日スタートしたSkype英会話とBusiness English ProのパッケージプログラムQualiTime Bizですが、これはBEProに「発信する」というよりActiveな要素と練習の機会を加えたいと思いでスタートしました。
其の甲斐あって既にBEPro記事を活用してフィリピン講師とレベルに応じて、受講者の皆さんは毎日のBEProの学習に加えて月8回のスカイプ英会話で発信力を磨き始めています。
記事の理解度について
記事内容についての意見交換
記事を講師に要約して伝える訓練
発話と共にもう一つOUTPUTで課題となるのがライティングとなります。 そしてライティングは社外文章や個人の履歴書などのレベルにおいて以下のような懸念を誰もが持っています。
自分の英文ライティングのレベルは社会人として通用するレベルなのか?(小中学生レベルでは?)
語彙や文法は正しく使えているのか?
伝えようとしている内容はそもそも伝わっているのだろうか?
日本語であれば論理立てて書ける文章も英文ではそのロジックが違うのではと心配になる。
会話であれば、通じているかどうかは、その場で判りますし、多少稚拙な英語でも音声として残さない限りは記録としては残ることはありません。
一方、文章は残ってしまうばかりか社外や社内の重要な文章については間違いは許されません。
しかし、巷にはライティング講座というとほとんどがe-mail、メールの書き方をいくつかのパターンに分類してその型をそのまま模倣するというものばかりです。勿論、この型を学ぶことは非常に大切なことです。
これとは別にその型から発展して自分で自由に英語を書けたらどれだけ素晴らしいとは思いませんか?
社内外の文章も勿論ですし、英文で日記をつけてみる、ブログを書いてみる、職歴をまとめてみる等々、英文を書くことは同時に会話の上達にもつながります。
2つのライティングプログラム
2016年6月から開始したWSQの二種類のライティングプログラム。
まずはWriting Level Checkerですが、こちらは名前の通り、受講者のライティングレベルを測定しつつ、弱点を矯正していくプログラムです。
プログラムは単純です。
受講期間は6ヶ月(最長1年まで有効)
毎月300字までの英文を作成してエディターに提出 (英文はどのような内容でも構いません)
プロのエディターがあなたの書いたレポートを添削して、Editor's Reportという診断書とともに返信されます
添削のコメントも診断書もすべて英文で書かれています
Level Checkerは学習プログラムですが、添削の形式やクオリティは学術論文などの添削結果と同じレベルで返されます。 それを丁寧に読み解く(英文)こともまた訓練になるのです。
実は、この講座を開始するにあたり英文添削のサンプルをエディトリアルチームに作ってもらいました。
その添削結果を見た時に、以前海外の職場で企業間のMaster Agreementと呼ばれる契約書を3ヵ月かけてやりとりをした時のことを思い出しました。
MS-Wordに双方の企業が法務部を介して4~5人が契約書にコメントを書いていきます。どちらの会社の誰が何を削り、どの部分を修正したのか?
最初は正直何が何だかその履歴からは全く読み取れなかった記憶があります。
しかし、このWordファイルの履歴に慣れる事が重要で、相対企業が何を指摘しているのが分かるようなりました。
実は今回のWriting Level Checkerの添削はまさに、企業間のWordファイルのやりとりを体感できるプログラムとなっている事に気付きました。
恐らく、日本において英文添削と言えば日本人の講師が丁寧に日本語で文法の誤りやコメントが赤字で添えられているものを想像します。Level Checkerはその対極にあるプログラムと言えます。
さて、それでは実際にEdit (添削)されたレポートを受け取り、それをどのように学習につなげていくかについては次回のブログ記事でまとめていきます。
Writing Level Checkerでエディットされたレポートの見方について