クロス・カルチャーセミナーに参加する
2013年5月31日
18時から開会したセミナーは21時まで休憩なしで行われた。
セミナーのテーマはクロスカルチャーだ。
実はクロスカルチャーは単に異文化をお互いに理解しましょうね、という位に考えていた。
ところが、それだけでは文化の違いを楽しく学ぶ巷の「カルチャースクール」になってしまいビジネスの現場では使えない。
勿論、異文化コミュニケーション・セミナーの一部には各国の文化・慣習の違いは大切なパートになる。ちなみに日本は世界でも有数のプロトコルつまり慣習のレベルが高い国だ。
反対にprotocolが低いのはオーストラリアだとか。本日参加していたオーストラリア人の外資系企業日本代表が着任した時の日本人スタッフとの間で多くのprotocolから来るギャップをエピソードとして語ってくれた。
しかしそんなオーストラリアにも日本に似た文化があると言う。たとえば公園などの芥子の花Poppyは花の高さが高すぎるものは切られて同じ高さにそろえられてしまうとか。出る釘は両国とも同様なようだ。
話はセミナーに戻る。このようにまず文化からみて違いがあることを認識して、何をどのようにビジネスの現場で自分のスタイルを変えていくかが大切。たとえば、結果を先にすべき国の人に対しては結果を述べる。トップダウンではなく合議で決定していくお国柄には、なるべく合議を重ねる等々。
こんな例があがった。アメリカ人の上司が日本人の部下に今後のビジネス戦略について自分の考えを伝えた。伝え終わってから「君の意見を聞かせてくれ、今すぐに」と。しかし部下は「今すぐには即答できない」と回答。もうこのあたりに、異文化のギャップが生じている。このようなケースにはどう対応するか。解決例としては、たとえば 上司が事前に考えを部下に伝えておけば十分に考える時間を与えることができたはずだ。
- Protocol: “high use” and “low use” = その国に慣習が多いのか、少ないのかでhigh , low
- Decision Making: “top-down” and “consensus” = その国あるいは会社はトップダウンで或いは合議で物事を決めていくのか
- Problem Solving: “process-centric” and “people-centric” =問題解決方法は、問題の課程を重視するのか、人間そのものを重視するのか
- Communication: “direct” and “indirect” =コミュニケーションは直接意見等を言うのか、或いは間接的なのか
- Information: “background” and “foreground” =説明の際に背景を重視するのか、結論を前にもってきて理由付けしていくのか
- Identity: “group” and “individual” =グループで仕事をするのか、個人に委ねるのか
Ken Kobayashi is having difficulties with Mary Allen. Ken decides to be the one to resolve their problem so it does not get in the way of their working together. Not wanting to confront Mary, Ken calls Jason, a mutual colleague in Singapore. Ken tells Jason about the problem and asks that Jason talk with Mary. Ken is hoping that things will be cleared up and waits for a call from Mary. After a week and no call, Ken again calls Jason and asks if the talk with Mary went well. Jason assures him that it did. Another two weeks pass and there is still nothing from Mary. Then, to Ken’s surprise, he hears from other colleagues that Mary has told the global head that he, Ken, is not a team player and that working with him is tremendously difficult.
