マットBlog
今、日本で一番の話題は、オリンパスの損失隠しを除けば、TPPになります。TPPへの反対は農林漁業関係の方々を中心にその輪は大きくなるばかりに見えます。
一方で、お隣韓国は米国と貿易協定FTAを締結する動きがある中、世論は二つに割れているようです。 与党ハンナラ党は賛成、イ・ミョウンバク大統領も10月に訪米をしてオバマ大統領とデトロイト等を訪れています。 オバマ大統領としては、来年の大統領選挙になんとしても勝利したい、しかし国内は失業者が増加の一途。雇用を創出しなければ当選の目はないわけです。そこで韓国とのFTAで米国の自動車等の輸出品を韓国が買ってくれるというアピールをイ・ミョウバク大統領訪米中時に行ったわけです。 オバマ大統領としてもアジアで車がはけなければ米国自動車産業の再興とそれに伴う雇用の創出は難しいと考えている筈です。
話は戻ってTPPはどうなのでしょうか?こちらは事実上の日米間のFTAとも言える協定になりそうです。いずれにせよ、このTPPは米国が我が国に示した米国に従属するかどうかのある意味での「踏み絵」的なところが見え隠れします。
韓国は米国とのFTAとは別に日中韓の参加国間のFTAを進めようとしています。これで日本も中国・韓国に寄り添えればまた世界経済のバランスも変わってくるようで興味深いです。