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  マットBlog

英文ビジネス誌 なぜ読むべきなのか?

昨日の続きで、English Expressの今月号の特集「ビジネス英語誌 快読術」の中から本日も少しだけピックアップ。images 日本人は英語は読めるが話せない ???? 本当なのだろうか。  実は、日本人が得意としている英文和訳は「読む」作業とは異なる。 「読む」というのは1冊の本や雑誌をかなりのスピードで読むことだと書かれている。 ここから少し引用させてもらう。
難解な構文や英文を正確に日本語にすることに関心がある勉強好きな人や英語教師なら別ですが、英語を身に付けるのは、コミュニケーションと並んで、価値ある情報を得るためです。 「会話ができればよい。読み書きは二の次だ」という人もおられるかもしれませんが、日常会話ならともかく、ディスカッションや講義、講演を聞くとなると、簡単なフレーズを知っているだけでは役に立ちません。 「読めないけれど聴けばわかる」というのは、英語ネイティブでないかぎり、あり得ないことです。
  リーディング力を養い英語力を高める為に、うってつけなのが、実は英文ビジネス誌 更に、
英文ビジネス誌の記事を読むことで、仕事に必要な英語力が身に付きます。 記事に出てくるうまい表現を覚えれば、人を引き付ける会話ができるようになります。読まなければ、単語力も表現力も身につきません。
  本当に、すべてBusiness English Proのコンセプトと合致していると思った。
英語は、コミュニケーションと情報獲得のためのツールです。最初はツールについての基礎知識や使い方の基本を学びます。しかし、多くの場合、ツールを使って 思う存分仕事をするのが目的です。英語を研究する専門家は別にして、いつまでもツールの勉強ばかりしているのは筋違いです。ゴルフでも、打ちっ放しの練習場にばかり 通っていては、腕は上がりませんし、面白くもないでしょう。
  この後、この特集は CNNなどのニュース英語とThe Economist等の雑誌記事とでは違っている。ニュースは単文で構成されている事が多く、雑誌記事は複文が多くなっている。 ただ多忙なビジネスマンが速読ができるように工夫されている。 丁度、例としてCNNとThe Economistの同じ内容の記事を比較しているところがある。
CNN : Bernanke popularized the term "fiscal cliff" earlier this year, referring to a combination of spending cuts and tax increases ;;set to go into effect at the beginning of 2013.
  訳 バーナンキ議長は、今年の初めに、fiscal cliff(財政の崖)という言葉を流行させた。2013年度の開始とともに、歳出削減と増税が併せて実施されることを言い表したものだ。
The Economist: But "fiscal cliff" ---the term he (Ben Bernanke the chairman of the Federal Reserve)* coined to describe the tax increase and spending cuts that will hit America's economy at the start of 2013 unless politicians agree to avert them ---has inspired songs....and television comedy....
  訳 しかし、 fiscal cliff---この言葉は、彼(ベン・バーナンキ連邦準備制度理事会議長)が、政治家たちが回避に同意しなければ2013年諸島にアメリカ経済へ打撃を与えることになる増税と採取削減を言い表すために考え出した造語である---から着想を得て、いくつかの歌やコメディー番組が生まれた。
CNNの場合は、並んだ言葉を次々にとらえて理解していけばいいのに対して、The Economistの場合は、記者はfiscal cliffと言っておいて、ああそうだ、わからない人もいるかと思い、その説明を挿入するといった具合に、話が前後したり、主語を人物でなく、普通名詞にしたりするといった工夫がなされている。
  英語、特に我々社会人が英語力を最大限に発揮できるのはコミュニケーションとそして情報獲得力なのだろう。 読み、書き、聴き、話すの技能のうち「読む」は決して英文和訳ではなく、ある程度のスピードで読み、理解することなのだ。 改めに読むことの大切さを実感させてもらった。