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  マットBlog

女性は自らキャリアから脱線しているのか?

Do women derail their own careers?

現在行われている、英エコノミスト誌のディベート。 あなたは、賛成にそれとも反対に一票を投じますか? このディベートの背景つまり、statement を以下に紹介しておきます。 "They 'lean back' during meetings—sitting in the corner and not at the table. They question their capacity to lead more often than men do, and push less often for promotions or pay rises. Internal research by Hewlett-Packard found that women only apply for jobs for which they feel they are a 100% match; men do so even when they meet no more than 60% of the requirements," we write in a review of "Lean In", a new book by Sheryl Sandberg, Facebook’s chief operating officer. This is, she argues, how women derail their own careers. Do you agree? 「彼ら(女性)は会議中、テーブルではなく部屋の隅の方に座る。彼女たちは男性よりも、それを遂行できるかどうかの能力について問う、がしかし昇級や昇進を強要することは少ない。 ヒューレットパッカードの内部調査によると、彼女たちは自分が100%その仕事に向いていると思う場合のみ、その仕事を求める。一方男性は、その仕事に必要な条件の60%程度でもその仕事に参加しようとする。 ちなみに derailはrailから外れるという意味でそのまんまです。 最初のコメントは(多分男性?)からのもの。これは、辛辣ですね。海外でもこんな風に女性を見ている人がいるのですかね?ちょっと意外です。 Most women don't want want full-time work outside the home... Why can't we respect that?... Most women would rather focus on their homes... They only work full-time out of financial necessity... So relieve them of the necessity!... Instead of promoting working couples with subsidised daycare, encourage single-income couples with a subsidy for homemakers... What's so hard about that? .. 上記のコメント、どう思われますか? 追記: 今朝(3・18)の日経朝刊のコラムにはこんな記事が・・・・ 1936年、内戦中のスペイン。反ファシズムの旗のもとに集まった女性兵士たちが、写真の中で明るく笑う。横浜市で女性の戦場写真家ゲルダ・タローの作品展が開かれている。主題は戦争の悲劇だが、展示からは「女性と仕事」という隠れたテーマが浮かび上がる。
▼時とともに女性兵士の姿が写真から消えていく。女性も生き生きと活躍する集団というイメージ作りを終え、軍が追い出したのだ。ゲルダは戦場で26年の生涯を終える。一時は抵抗運動のヒロインとして祭り上げられたが、その名前は忘れられた。作品の相当数が、恋人のロバート・キャパのものとされてしまったからだ。
▼女性が広告塔のような役割を担わされたり、手柄が一緒に働く男性のものになったり。そんなゲルダたちの姿は古い時代のものと言い切れるだろうか。少なくとも日本の現実は厳しい。英国の経済誌の調べでは、女性が働きやすい先進国は第1位がニュージーランド、最下位が韓国。日本は下から2番目と、低迷している。
▼商品開発やマーケティングで新鮮なアイデアを求め女性を起用したものの、うまく実を結ばず悩む企業も多いらしい。三菱総合研究所の調査では、いまはたくさんの女性が活躍している企業も、当初は失敗や試行錯誤を重ねた例が多いそうだ。女性が普通に力を発揮し、正しく認められる。そんな日本を誰もが望んでいる。   3/18付け日本経済新聞 春秋より