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  マットBlog

円安で一時102円台に

ドル・円が既に16%程度円安にぶれている。今日の為替市場でも102円台をつけるなど留まるところを知らない。果たしてこのまま円安局面は続くのだろうか。 ここ最近の円安に振れる局面で話題になっているのは、海外から「円安に対して指摘がなかったこと」という理由が市場を動かしているように伝えられている。 今回もG7で特に日本(麻生氏)に対して「ちょっと、円安に誘導しすぎでは?」という意見がでなかったから、それはつまり「容認」だというスタンスだ。 まぁ苦しい例えだが、スピード違反で信号無視をしたが、そこにいた警察官は何も咎めなかったので「信号無視」が認められたようなものかもしれない。 しかし、反対に怖いのは、各国が円安に行き過ぎ感や懸念する共同声明を発した時だろう。 既にアメリカは円安の動きに注目しはじめているし、欧州も同様だ。 この他、くすぶっている欧州危機の再燃で安全通貨ということで円が買われる局面があるかもしれない。 また、日本だけ見ても、福島原発の停止でエネルギー不足が深刻化しつつある。石油依存に頼らねばならないわけなので、日本としても過度な円安は避けたいところ。 今月号の文藝春秋の大前研一氏の寄稿は実に面白い。今の日本政府の対策は日本の100年の「我が国のあり方」を論じていないといっている。ご興味があれば今月号は特に手に取るべきだと思う。 最近、色々な人々にお会いする。今夜もまた非常にアグレッシブな方とお会いした。 現在は海外から優秀な人材を発掘して日本の企業に斡旋するというミッションを担っている。 しかしこれまでは、バングラディシュの企業と様々なビジネス案件を手がけてきたという。彼女の話を聞いて、バングラディシュにも財閥のようなグルーブ会社が5つ程存在することを知った。そして、彼らがバングラディシュ=貧困というイメージからは遠い、富裕層達であることも聞くことができた。 世界は広い。いつものルーチンで仕事をして、また私生活に戻るという単純な生活のループからはみ出さない限り、新たな出会いもないし、成長もないのではないだろうか、とお話を伺っていて感じた。