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効果的なプレゼンテーションの方法

プレゼンというと構成を考えたり、図表を作成したり、とちょっと面倒な仕事ですね。 先日、西海岸から来日した企業の幹部研修をしている知人と会いました。 彼女が最近「会社上層部に対するプレゼンテーションの方法」という研修を行ったそうです。 プレゼンというとほとんどの人が状況説明に時間をかけすぎる傾向があり、聞き手(特に上長)は話のポイントが判らなくなってしまうらしい。 そこで彼女が行った研修というのは、シンプルな構成に徹してプレゼンを作成してもらったと話していました。 流れはこの4点です。 Point(要点)-Reason(理由)-Example(具体例)-Point(要約) (1)最初に、自分の言いたい結論を述べる。 (2)次に、その理由を述べる。 (3)具体例、実例、事例を挙げる。 (4)最後に、もう一度自分の言いたいポイントを繰り返し締めくくる。 この中でPointを最初と最後に強調している点が大切なのだそうです。特に会社上層部に対して行うプレゼンでは「自分は何を伝えたいのか?」ということをストレートに伝える、これが肝要との事でした。 その後、「何故、そのポイントが大切なのか、必要なのか」という理由を述べ、更に具体例で飾りをつけて最後にポイントを繰り返して終了する。これによって、上層部にはポイントが明瞭に伝達され、最後に繰り返されることで記憶にとどめやすいのです。 さて、今回の研修参加者は全員この手順に則って各人がプレゼンを行ったところ「プレゼン作成が非常に楽になった」との感想が多くの研修参加者から寄せられたようです。 恐らく、この構成はプレゼン以外にも活用する機会があるのではないでしょうか。会話や一般文章の中にも応用が効きそうです。 そうそう、クリントン元大統領は、常にMy point is....から始まる説明を多様していたと彼女は言っていました。これがスピーチ名人の大統領と言われる所以でもあるですね。 我々もMy point isから説明を開始する習慣をつけたいものです。