日本語で検索してもあまり結果が出てこないニュースが時々ある。それが故意に掲載されていないのか、日本人の興味の対象外だからなのかは分からない。
今回のこのChina's Shuanghui to buy Smithfeld Foods for $4.7 billion というニュースもそのひとつ。
中国の食肉業者としては最大手のShuanghuiがやはりアメリカの最大手のポーク製品を販売しているSmithfeldを買収しようとしている。
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この記事の前半は買収のプロセスと海外からの資本に対しては当局許可が必要なる等の内容が綴られている。
しかし、ショッキングな内容は最後の段でFOOD SCANDALS 以下となる。
Demand for U.S. meat in China has risen tenfold over the past decade, fueled in part by a series of embarrassing food safety scandals, from rat meat passed off as pork to thousands of pig carcasses floating on a river. Public anxiety over cases of fake or toxic food often spreads quickly.
中国におけるアメリカ産の食肉の需要はtenfold(being 10 times as great or as many)つまり10年間で10倍も上がっている。【何を持って?】 fueled (燃え立った、盛り上がった)series of embarrassing food safety scandals =つまり一連の不愉快な食の安全性に対するスキャンダルが起こった===>これがfuelさせたわけだ。
【どんなスキャンダルだったのか?】 from rat meat passed off as pork これは pass off(to give a false identity)偽ってという事だから、豚肉と偽ってネズミの肉を・・・となる。そして悲惨なのは次のパートだ。 to thousands of pig carcasses floating on a river. carcassは死骸という意味だから、何千ものネズミの死骸が川に浮かんでいる様子が描けるだろうか。
Public anxiety 皆さんの心配、不安な気持ちが【何対して?】over cases of fake (偽物)や toxic food (毒物、毒性のあるものが混合されている食物)、そうしたanxietyがquicklyにspread(拡がった)という背景があった。
中国側の不安は分かる。しかし、解説は控えるがこの記事は以下のように続く。
今回買収を申し込んでいるこのShuanghui Foodも同様のスキャンダルを中国で起こしていた経緯があるのだ。つまり、今度はアメリカの至る所(スーパー)に卸しているSmithfeldが、提供する肉そのものは大丈夫なのだろうか?という大きなAnxietyをアメリカ人は持つことになるのだ。
識者の意見では、政府がこのディールを通さないだろうと言われている。
しかし、オバマ、習近平間でオフレコ(off the record)で話されなかったという保証はない。
でもネズミを豚肉として売ろうとする発想はどこから来るのか!! しかし、食文化、食品の安全性を考えるときにいつも思い出すのは、「いのちの食べ方」という映画。
Shuanghui itself became embroiled in a scandal over tainted meat two years ago, when it was forced to recall its Shineway brand meat products from store shelves on fear that some of it contained a banned feed additive called clenbuterol.
In that respect, the Smithfield deal may help quell Chinese concerns over the use of ractopamine, a similar additive commonly used by U.S. hog producers to bulk up animals with muscle instead of fat, without increasing the amount of feed.
Smithfield has been trying to stop using ractopamine, which has been banned in China and Russia, an effort that could enhance its appeal as an exporter.