英語力と世界のトレンドを同時にキャッチ!!

  マットBlog

グローバル人材について再び

実は今週は、もう一つ重要な出会いがあった。 ブログの中で、あれもこれもと一度に書くと読んでいる側は混乱してしまうので回を分けて書くことにした。 今週、ある方の紹介で渥美育子さんというグローバルマネージメントを提唱している方にお会いした。海外25年の経歴を持つ彼女が日本のグローバル化を危惧して経産省などと連携をして新たな検定を準備していると伺った。atsumiikuko 検定というと、実はBusiness English Proももともとは、ビジネス検定試験を作りたいという事から始まったのだ。今から10年以上も前からTOIECだけでは測れないビジネススキル、コンピタンシーを独自の方式で受験者に問うというものだ。 自分の頭にあった構想としては、通常の試験のように解法を丸暗記して得点の取り方のコツを知れば高得点をとれるというものにはしたくなかった。今のTOIEC等は、英語を学ぶというよりもスコアを上げるための技術が重宝されているように見うけられる。(勿論、純粋に英語の力を測ろうと受験している人の数が多いことは事実だけれど) つまり、テストは普段から海外の動向などに目を向けていないと解けない問題を盛り込みたいと思っていた。例えば、「シリアの化学兵器使用と米国の判断について」等々。 渥美さんの考え方は、我々が提供している異文化理解 Global Effectivenessと重なる部分はあるが、メッセージは同じであった。 グローバル人材=英語堪能な人材 では必ずしもないこと。異文化や異文化に順応できる人材のことをいう。 世の中は狭いと実は昨日の英ビジネス誌の集まりで思った。その会合の参加者の中に昔、自分がビジネス検定試験の構想を熱く語り、賛同してくれた伊藤忠商事の幹部の方がおられたのだ。 ビジネス検定は実現しなかったのだけど、そのプロジェクトの中から生まれた英語教材がBusiness English Pro なのだ。 そのBusiness English Proだが、当初想定していた日本の受講者だけではなく世界にも配信していくことで準備している。日本人の英語力の底上げがしたいとの思いから開始したプログラム。本末転倒のようになるが、海外の人材にも同様に提供するつもりだ。