英語はインド式で学べ! ダイヤモンド社 安田 正 著 というのがそこそこ売れている。
基本的には少々奇をてらった「そっちの英語学習法じゃダメでしょう?だからこちらにいらっしゃい」の類ではある。
ただ、それでも理にかなっている部分もないわけじゃない。
まぁ、インドの方の発音は結構特徴がある。 つい最近も大手IT系のエンジニアから、仕事でインドに行った時の笑い話を聞いた。
インドの技術者が「サーベラ」「サーベラ」と繰り返すのだが聞き取れない。「サーベラって何?」と聞いたら、Sever と書いた。
「お!サーベラはサーバーの事?!」とまた一つ小さなグローバル化が進んだ瞬間。
そんな事でインド人の話す英語の発音は決して綺麗ではないが、でも通じるのである。それも世界の舞台で。
そんなような事が、この本の中で書かれているのだが、その肝になる部分は以下の通りだ。
動詞が決まると「英語のカタチ」が決まるという。
彼は sound, find, giveの3つの動詞を使ってうまく説明している。
He sounds healthy. と言えば He と healthyの関係は「AはBのようだ」と関係が成り立つ
He finds his wife angry. これなら He は「わかった」「気づいた」嫁さんが怒っている事を・・となる。
He gives me a hint. これならHe は 僕にヒントを与えてくれた。
著者の安田さんは、英文は無理すればこの3つのパターンに押し込めることができると言っている。
実は、この点は大きく頷ける。
かつて、英語劣等生だった自分が、最初に英語学習中に感動した体験と重なっているからだ。
英語はいくら勉強しても、単語が足りない、代名詞が何を示すかわからない・・・もうやる気はかなり無くなっていたころ
松本享さんの「書く英語 基礎編」を買ってきてひたすら英作文の基礎をやってみた。
その時に今では当たり前の事なのだが、英語って 主語と述語が間にある動詞で =(イコール)になるものとそうでないものがあるのだ!
She is a nurse. と言えば She = a nurse
She plays the piano なら She はピアノではないので イコールで結べない。
こんな単純なことから、徐々に英語の作り方を理解していった遠い記憶がある。
さて、インド式。これもそれに近い内容だ。前述の3パターンがまさにそれにあたる。
ただ、これを学んでも、本に書かれているようにペラペラ英語が口から出てくる事はないだろう。
ただ、英語ってどんな構成になっているのかを知る一歩としては上出来な本であると思う。
英語はインド式で学べで英文記事を展開すると?英語はインド式で学べ(続き)記事英語はインド式で学べ 今度は映像(DVD)も発見!