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ネイティブは英語をどのように読んでいるの? その③

その① そして その② に続いて今回が最終回です。
ようやく、ブログのタイトルの本当の意味へ到達。
alphabet concept
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では一体、ネイティブの人たち(Native English Speaker)は、英語を読む時に頭の中はどのように働いているのでしょうか。
知人で、日本人のビジネス英語教育を25年続けてきたアメリカ人の先生に伺ったみたところ、こんなコメントが届きました。
彼のニュアンスを出すために直訳は避けてみました。英語が分かる方は英語のパートを、日本語が心地よい方は日本語のパートをお読みください。
先生いわく・・・・
I think Japanese tend to read word for word rather than in idea groups.
「僕は、日本人の多くは(英語を)読むときに、一語一語読んでいる気がする、(決して)まとまったアイディアとして捉えていない」
Second, they translate, so when they come to the word they don't know they fixate trying to figure out its meaning.
「それに加えて、彼ら(日本人)は、訳したがるよね。例えば、君が意味のわからない単語にであったとする。しばらくじっとその単語とにらめっこをして意味を掴もうとする」
As a result, Japanese can't keep the whole sentence in their short-term memory and they have to re-read.
「その結果、(多くの)日本人は、その一文を読む間でさえ短期記憶能力を使えないわけだ。 そして、また読み返す・・・・(ああ)」
This is called regression. This means reading is inefficient and Japanese can't see the forest for the trees. They can't connect the ideas expressed by the author.
「この【戻り読み】の事をリグレッションって呼ぶんだ。 つまりこれが、効率の悪い英語の読み方で、日本人の読者は木は見えるけど、森全体は見ることが出来ないんだ。だから、彼らは書き手(作者)の意図するところを読み取ることができないのです」
「たとえば、君が送ってくれた下記の文章だけど、私がこの文を読むときにはこのように読んでいる」
The company links urban dwellers interested in growing their own produce on account of fears about food safety and elderly former farmers who had to abandon their land after failing to find a successor. 
  1. The company links urban dwellers and elderly former farmers.
  2. The urban dwellers are interested in growing their own produce on account of fears about food safety. (while)
  3. The  elderly former farmers have had to abandon their land after failing to find a successor.
  4. Therefore, they can meet each others needs.
I often skip the dependent clauses so I can see the main subjects, verbs and objects.
「私が英文を読むときは、従属節(dependent clause)は飛ばすことが多いね。だから、まずは【メインの主語、主役だね】、【動詞】そして【Objects、そうそう目的語】この辺りに着目するんだ。
Then, I go back and add in the descriptive/dependent clauses.
「それから、限定用法などの説明や先ほどは飛ばした従属節に行くわけだ」
I find sentences like the above example to be confusing and wish writers would keep sentence simple and short.
「それにしても、君が送ってくれた例文は、ちょっとね。(笑) 読む人が読んだら混乱するだろうね。それにこれを書いた作者に対して、もっとシンプルに短く、と伝えたい」
※ ちなみにこの例文は日本の英字新聞の記事から抜粋したものです。 このビジネス英語クラスでは、和文英訳をグループ内で発表するという時間もあります。この和文英訳は、英字新聞の和文を英訳するのです。こうなると、日本の英字新聞はネイティブの先生が指摘するように、ちょっと混乱を招く長さと複雑さを含んでいるので、果たしてこの和文英訳訓練が無駄にならないだろうか?という不安は残りました。(あくまでも私的な感想です)
ここで注目して頂きた事が、彼が例文の情報をどのように頭の中で処理をしたか、その過程なのです。
最初に、彼は強引にも 《主語》The Company (その会社)は 《動詞》link(s) (繋いだ)  《目的語》 urban dwellers (都会の住人たち)と 《目的語》 elderly former farmers (年老いた元・農業従事者の人たち》という、日英ともに『あっ、スッキリ!』というレベルのメインアイディアを読み取っていますね。
ここから先、つまり#2 & #3は目的語たちの詳細。
最後に#4 「だから、それぞれの求めるところがマッチできたのです」という部分は、例文本文にはないのです。ここは、読み手としてアタマの中で創作した、と言いますか理論的に文章の意味を差し替えたのでしょう。
如何でしょうか?
以前、帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方 という川合典子 著 (瀬谷出版) をご紹介しました。 英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ①   英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ② 実は、今回のこのブログを書いている時にふと川合氏が書いていた内容を思い出したのです。 こんなエピソードが前述の著書に紹介されています。 母国感覚で英語読む (彼女が推奨するオリジナル・セブンという英書7冊を読むメソッド)この手法を進める際に、「帰国子女の体に英語が入っていくときの深さに似た感覚を皆さんも体験できます。」

英語が体に入っていく時に感覚!?

彼女は続けます。 わかりやすい指標で言えば、日本語で読んでいる時と同じ気持ちになったかどうかです。 読みながらハラハラドキドキした。悲しくて涙が出そうになった。人の命をこんな風に選択してよいのかと疑問を持った。そのような、日本語で読書をした時と同じ感覚が心の中に湧いたら・・・・。

早めにこの状態に入るコツは?

川合氏は、この状態に入るためのコツをこのように書いています。 1日で構いませんから、3時間続けて読んでみることです。読書は3時間続けると英語が最初よりずっとすんなり体に入ってきます。一度この体験をしておくと、その後細切れ時間に本を読んでも、本の世界に入りやすくなります。

でもわからない単語が出たらどうする?

使う辞書は、この段階では英和辞典を使って結構です。 しかし、ここからの彼女の文章が、面白いのです。 英語を読んでいて日本語が出てくるという事は、自分の中に日本語を使う必要性がまだ残っているということです。 これは、英文和訳というレベルなどはまだまだなのですね。(過程では必要なのでしょうが・・・・) この必要性がなくならない限り、歯を食いしばって日本語が出てこないように努力しても、日本語は出てこなくなりません。それはボートを川下から川上に漕ぐ努力をしているようなもので、結局は大きな流れに逆らえず、ボートは川下に流されていて、日本語は出てきてしまいます。 自分の中に日本語が出てくる必要性がなくなるまで、英語を使っていきましょう。 そして、次の彼女の一言がとても印象的でした。 たくさん読書をしていくと、頭が英語に慣れて、英和辞典を引くと、英語の世界から日本語の世界に引き戻されるような感覚が出てきます。 ほう!! これは実は私もそうした感覚を感じたことがありました。せっかく英語だけの世界に入り込んでいるのに日本語の辞書などで調べると『あれ?変な感じ・・・・』となりました。 つまり、読むことが大切なのですね。 そのあたりについては、また次回のブログで補足しますね。長くなってしまいました。

英語の世界に入り込みましょう!!

 
 ネイティブは英語をどのように読んでいるの?その①
ネイティブは英語をどのように読んでいるの?その②