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現代のロボット工学にインスピレーションを与えた玩具 The Toy That Inspired Modern Robotics

今回の記事は「現代のロボット工学にインスピレーションを与えた玩具」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

But one toy became very special: the Armatron, a “robotic” arm that could grab, move, turn, and release objects. For many children, it was not just a toy; it inspired them to follow a future in robotics.

ですが、特に特別な存在になったおもちゃがありました。それは「アーマトロン」という“ロボット風”の腕です。物をつかみ、動かし、回転させ、離すことができました。

 ボキャブラリー

capability noun 何かを行う能力や機能。システムや人の特性。
inspire verb 誰かに創造的または大きなことをするように動機を与える、刺激すること。
mechanical adj 機械や機械の使用に関連する。
precisely adv 正確かつ厳密に。
owe to phrasal verb 誰かや何かのおかげである、原因を帰すること。

 日本語訳

1980年代、多くの子どもたちはトランスフォーマーやゾイド、オムニボットといったおもちゃで遊んでいました。ですが、特に特別な存在になったおもちゃがありました。それは「アーマトロン」という“ロボット風”の腕です。物をつかみ、動かし、回転させ、離すことができました。多くの子どもにとって、それは単なるおもちゃではなく、将来ロボット工学の道へ進むきっかけになったのです。

その一人がアダム・バレルでした。彼はニューヨーク市で育ち、近所にはアーマトロンを販売していたラジオシャックという店がありました。店で何度も遊ぶうちに、彼は工学に一生興味を持つようになりました。後に彼はボストン・ダイナミクスで「ペットマン」や「アトラス」、四足歩行ロボット「スポット」を作りました。エリック・パウロスもまた、両親を説得してアーマトロンを買ってもらいました。現在、彼はカリフォルニア大学バークレー校の教授として、自らロボットを作り、学生に教えています。

MITテクノロジーレビューは、このおもちゃの起源を調べ、技術者で玩具デザイナーの渡辺博之が作ったことを突き止めました。彼は日本の玩具会社タカラトミーに勤めていた時、卵を三本の指で持つ機械の腕の写真を新聞で見つけました。そして「これを作ろう!」と思い立ったのです。こうしてアーマトロンは誕生し、世界中で「科学や実験を助ける若き頭脳のためのロボット風アーム」として販売されました。

アーマトロンの魅力は子どもだけに限られませんでした。1982年には『ロボティクス・エイジ』誌の表紙を飾り、「通常は高価な実験用アームにしかない機能を持っている」と紹介されました。渡辺自身も、多くの問い合わせが玩具店からではなく、大学の研究室や工場、産業用ロボットを開発している企業からだったと語っています。

それもそのはずです。アーマトロンは非常に複雑な機械構造を持っていました。二つのジョイスティックで、手首の回転、ひじの曲げ伸ばし、精密なつかみ動作など、6種類の動きを操作できました。その動きはとてもリアルでしたが、実際には一つの小さなモーターとギアシステムだけで動いていたのです。マイクロチップやデジタル部品は一切ありませんでした。

現在のロボットアームは高度なAIやスマートセンサーを備えています。しかし、その多くは1980年代のおもちゃ「アーマトロン」から少なからず影響を受けているのです。

【Who Cares Project】 Signal Projectと同様Out Putに軸足を置いたプロジェクト。今回は「話す」に重きをおきたいと考えています。だからこどWho Cares?  

こちらも単なるイメージですが・・・

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