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  1日5分ビジネス英語

50万ドルの10セント硬貨 A $500,000 Dime

今回の記事は「50万ドルの10セント硬貨」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

This news has probably made a lot of people search through their old things, hoping to find a rare dime that could be worth a lot of money.

このニュースを聞いて、大金になるかもしれない希少な10セント硬貨を見つけようと、古い所持品を漁った人が大勢いたことだろう。

 ボキャブラリー

Valuableadj大きな価値がある
Possessionnoun何かを持っている、所有している、または支配している状態
Auctionnoun一番高い値をつけた人に物品を売る公開の販売
Noticeverb~に気がつく
Search throughphrasal verb何かを見つけるために、注意深く探す

 日本語訳

10セント硬貨は10セントの価値がある小さな硬貨である。しかし、「ダイム / 10セント硬貨」という言葉は、お金がない(「彼女は10セント硬貨を持っていなかった」)とか、価値がない(「10セント硬貨の価値もない」)ことを表す表現にも用いられる。では、10セント硬貨に50万ドルの価値があるとは一体どのようなことなのだろうか?唯一考えられるのは、それが非常に希少である場合だ。

オハイオ州に住む3人の姉妹が、非常に珍しい10セント硬貨を所持していた。彼女たちはそれを40年以上も銀行に保管していたが、その価値を知ったのは数年前のことだった。ぱっと見は普通の10セント硬貨に見える。1975年にサンフランシスコ造幣局で作られたもので、フランクリン・D・ルーズベルト大統領の顔が刻印されている。しかし、グレート・コレクション社のイアン・ラッセル社長によれば、サンフランシスコで製造されたことを示す「S」マークがないたった2枚の10セント硬貨のうちの1枚であるため、非常に価値があるという。もう1枚の方の10セント硬貨は2019年に456,000ドルで落札されている。

この10セント硬貨がどれほど希少なのかというと、サンフランシスコ造幣局は、6枚入りの特別な「プルーフ」硬貨セットを280万セット以上製造した。数年後、コレクターたちは、これらのセットの中に2枚だけ「S」マークがない10セント硬貨があることに気がついた。

オハイオの三姉妹にとって、この希少な10セント硬貨は家族の大きな秘密だった。彼女たちの兄と母は、最初に見つかったエラーコインを1978年に18,200ドル(現在のお金で約90,000ドル)で購入したという。酪農場を経営していた両親は、このコインを何かあった時に役に立てば良いと考えていたという。姉妹の一人は、兄がその珍しい硬貨についてよく話していたことを思い出したが、彼女自身は昨年までその硬貨を目にしたことがなかった。

この硬貨は「1975年 ”ノーS”プルーフ・ダイム」と呼ばれ、現在フロリダ州タンパのコインショーで展示されている。10月下旬にオークションで売却される予定である。

このニュースを聞いて、大金になるかもしれない希少な10セント硬貨を見つけようと、古い所持品を漁った人が大勢いたことだろう。

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