アメリカの道路はダビデ対ゴリアテだ It’s David vs. Goliath on America’s Roads
今回の記事は「アメリカの道路はダビデ対ゴリアテだ」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
When something big hits something small, the bigger thing’s greater mass and momentum cause a stronger impact, leading to severe damage to the smaller thing.
大きな物体が小さな物体にぶつかると、大きな物体のより大きい質量と運動量がより強い衝撃を発生させ、小さな方の物体に大きなダメージを与える。
ボキャブラリー
Crash | noun | 車両や物体同士の激しい衝突 |
---|---|---|
Protect | verb | 危害や傷害から誰かや何かを守る |
Deadly | adj | 死を招いた、または引き起こす可能性のある |
Lenient | adj | (刑罰や権力者の)寛大な、慈悲深い、寛容な |
Come from | phrasal verb | 何かに由来する;何かを源とする |
日本語訳
大きな物体が小さな物体にぶつかると、大きな物体のより大きい質量と運動量がより強い衝撃を発生させ、小さな方の物体に大きなダメージを与える。これはニュートンの運動法則によるものだ。『エコノミスト』誌が報じるところによると、アメリカの道路ではこの物理法則が致命的な事故を引き起こしている。
小型車が大きなトラックやSUVと衝突すると、小型車の運転者が死亡する確率は約3倍だ。大きなエンジンや広い車内空間は、命を失う代償に見合うものだろうか?
ほとんどすべての国で、この「ダビデ対ゴリアテ」的な問題が道路上で起こっている。しかし、アメリカでは特に深刻だ。アメリカ人は車体の大きな車やトラックを好むが、そういった巨大な車は、毎年米国内の高速道路での死亡事故の約半分を引き起こしている。
大型車を支持する人々は、衝突時に車が運転者の盾になってくれるため、結果的に命を守ることにつながると主張する。しかし、『エコノミスト』誌によると、アメリカではSUVやトラックが1人の命の盾になる毎に、小型車に乗っている12人以上が命を失っている。
また、こうした大型車の数は急速に増えている。それに対して、ステーションワゴンやセダンなどの車高の低い車は急速に消えつつある。
アメリカが大型車を愛する理由は地理的要因ではなく、文化に根ざしている。『フィナンシャル・タイムズ』誌が数年前に報告したように、アメリカでは過度に「車中心」の文化が認められる。アメリカ人の約63%が、1マイル未満の短距離でも車を使うが、イギリスではその割合はわずか16%だ。アメリカの道路での死亡率が、他の裕福な国々の平均の2倍なのも驚きではない。
アメリカで大型車が増えたのは、政府の政策が原因だろうか?おそらくそうだ。MITモビリティ・イニシアティブのシニアフェローであるデビッド・ジッパー氏は、Voxの記事で、過去50年間の政策が、大型SUVやトラックをより人気にしたと述べている。たとえば、企業平均燃費(CAFE)規制は、重い車両に対して緩やかな燃費基準を設けることで、こうした車を支援していた。
したがって、このトレンドついては、大型車を購入する人々を責めることはできないと言える。
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