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  1日5分ビジネス英語

新しいラッシュアワー The New Rush Hour

今回の記事は「新しいラッシュアワー」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

Companies need to get out of the pandemic mindset and reconsider their flexible work hours.

企業は、パンデミック時の考え方から抜け出し、フレックス制を再考する必要がある。

 ボキャブラリー

Rushnoun交通量や活動が最も多い時間帯
Reconsiderverb(何かについて)もう一度検討する、特にそれに関する決定を変更する可能性について検討する
Flexibleadj変更された状況に適応しやすい
The new normalother以前は馴染みがなかったり、非典型的であったりした状況が、標準的、通常的、または予想されるようになったこと
Check inphrasal verb場所での存在をバッジやIDで登録する

 日本語訳

かつて「ラッシュアワー」といえば、出勤時や帰宅時の混雑を意味していた。午前9時頃と午後5時頃がそうだった。しかし、交通データ会社INRIXの報告によると、これはもはや当てはまらない。現在、アメリカの新しいラッシュアワーは午前10時と午後4時だ。

この変化の主な理由のひとつは、多くの企業が労働者にフレックス制を認めていることだ。これはパンデミックを機に導入された。労働者はより遅く出勤し、より早く帰宅できるようになった。交通の専門家でINRIXの報告書の著者であるボブ・ピシュー氏は、「朝と夕方の交通量は減っているが、午後の交通量は増えている。これが新常識だ。」、と述べた。

新しい「真昼のラッシュアワー」というトレンドもある。この時間、午前9時や午後5時と同じように、多くの人が車で通勤する。米国では、2019年と比較して日中の移動が23%増加している。以前は特定の時間帯は道路が静かだったが、今では渋滞が一日中起きている。報告書によると、昨年、アメリカ人は42時間を交通渋滞で犠牲にした。これは2022年より11%多い。(42時間を交通渋滞に費やすことの)1人当たりの負担額は733ドルだ(前年比95ドル増)。公共交通機関を利用する人がほとんどいないため、問題は悪化する一方だ。あるニュースによると、アメリカ人はやたら車を愛用する。たとえそれで何時間も渋滞に巻き込まれることになろうとも、車を使うのだという!

もうひとつのトレンドは「コーヒーバッジ」だ。これは、オフィスに立ち寄ってすぐに帰ることを意味する。ミーティング、あるいはただコーヒーを飲むためだけにオフィスに出入りするのだ。(=コーヒーを飲むためだけに社員証・社員バッジを使っている様を皮肉的に表現した言葉がコーヒー・バッジ)Owl Labsの調査によると、オフィス勤務と在宅勤務の両方を採用している会社員の58%が、オフィスにチェックインしてすぐに帰ると答えている。「コーヒー・バッジ」によってオフィスから離れる時間は長くなっても、結局のところ車で往復しなければならず、午後の交通渋滞に拍車をかけている。

事実、こうした新しいトレンドが仕事の効率と生産性を下げている。企業は、パンデミック時の考え方から抜け出し、フレックス制を再考する必要がある。

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