ロシア・ウクライナ戦争：どこへ向かうのか？ Russia-Ukraine War: Is It Heading Anywhere?

今回の記事は「ロシア・ウクライナ戦争：どこへ向かうのか？」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

We hope that common sense will win, and the war will end in one way or another.

私たちは常識が勝利し、何らかの形で戦争が終わることを願っています。

 ボキャブラリー

 日本語訳

2年以上前、ロシアは「特別軍事作戦」と称するものを開始し、ウクライナはそれを突然の攻撃と見なした。今、それは終わりの見えない長く悲しい戦いとなっている。誰が勝っているのか、負けているのか、ついていけていない人もいるかもしれない。しかし、日々失われる人命と資源について考えることは重要だ。この行き詰まりをあと何年も放置しておいていいのだろうか？

双方の立場に目を向ける必要がある。西側諸国は、ウクライナが戦い続けられるよう多額の資金を提供してきた。しかし、NATO諸国はこの支援を継続するかどうかで意見が一致していない。次の選挙でドナルド・トランプが再び大統領になれば、ウクライナへの支援を止めるかもしれない。そうなれば、戦争はすぐに終わるかもしれないが、不公平な形で終わることになる。一方、ロシアの指導者ウラジーミル・プーチンは選挙に勝利し、さらに6年間大統領を務めることが決まった。しかし、キエフの強力な反撃により、ウクライナでの目標は達成されていない。

では、この戦争は1946年以降の他の大きな戦争のように、あと何年も続くのだろうか？もしすぐに終わるかもしれないとしたら、何が起こり得るだろうか？

この戦争が終結するひとつの方法は、「凍結された紛争」の形をとることだ。つまり、戦闘は停止するが、双方が満足するような和平合意は成立しないということだ。これはロシアにとって有利に働くかもしれない。ロシアは今のところ、この戦いをまったく諦めていないからだ。また、紛争が凍結されれば、NATOからのウクライナへの援助も減るかもしれない。これもロシアにとっては好都合だ。

もうひとつ考えられる結末は停戦だ。これは、両陣営が戦争とその代償に嫌気がさし、戦いをやめることに同意することを意味する。ロシアは戦争に負けたように見えることを好まないだろうし、ウクライナは西側諸国からの継続的な支援を確信しなければ、停戦に同意することはできないだろう。停戦が実現するとすれば、ロシアの人々が政府に戦争を終わらせるよう働きかけることだ。ロシアの民間調査機関レバダによる調査では、参加者の半数が停戦を望んでいることがわかった。

最悪の結末は、戦争が拡大することだ。ロシアの指導者たちは、第三次世界大戦につながる可能性があると述べている。

常識が勝利し、戦争が何らかの形で終結することを願うばかりだ。