中国の海岸に迫る危機 China’s Coastal Peril
今回の記事は「中国の海岸に迫る危機」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
Will this 'new Great Wall', as The Economist calls it, protect China's coastline?
エコノミスト』誌が言うところの「新しい万里の長城」は、中国の海岸線を守ることができるのだろうか?
ボキャブラリー
Confront | verb | 問題や困難に立ち向かい、対処する |
---|---|---|
Painted into a corner | other | 選択肢がほとんどない状況に追い込まれる |
Tangible | adj | 明瞭で明確な;現実の |
Rumor | verb | 噂の対象となる |
Steep | adj | 要求などが法外な;値引きなどが大幅な |
日本語訳
沿岸部に位置する世界の都市は、海面上昇という深刻な脅威に直面しています。今世紀半ばまでに、このリスクによって、経済が縮小される可能性もあるほどです。米国に拠点を置くNGO「クライメート・セントラル」は、今世紀末には数百万人が沿岸部の過酷な洪水に定期的に見舞われるようになると予測しています。
今、注目されているのは中国です。広州、深圳、上海など、繁栄している都市のほとんどが沿岸部に位置しています。中国の人口の約45%、そして経済生産の半分以上は、これらの地域からもたらされています。気候変動と海面上昇の現在の傾向が続けば、中国は2050年のGDP予測値が10%減少する可能性があります。この予測は、イギリスの気候変動委員会と中国の気候変動に関する専門家パネルによるものです。
その影響はすでに現実のものとなっています。2022年、広東省、広西チワン族自治区、福建省では、洪水により数十億ドルにのぼる被害が発生しました。中国はその被害の全容を隠しているとも噂されています。
では、都市はどのようにして海から身を守るのでしょう。植林も一つの解決策ですが、多くの国は防潮堤という策に目を向けているようです。追い込まれた中国は、数百キロに及ぶ新しい防潮堤を建設中です。莫大なコストが必要となる一方、よりよい策が無いために、防潮堤を採用するしかないのです。エコノミスト誌が呼ぶところのこの「新しい万里の長城」は、中国の海岸線を守ることができるのでしょうか。時間のみが教えてくれる、といったところでしょう。
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