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  1日5分ビジネス英語

壁にぶつかる Hitting the Wall

今回の記事は「壁にぶつかる」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

By the time you read this, you'll probably know the answer.

これを読む頃には、おそらく答えがわかっていることでしょう。

 ボキャブラリー

To carry the weight of other負担する、責任を負う
The big pictureother全体像
To take a nosediveother価値や品質が急速に低下する
Smooth sailing other難なく進むこと
To stand one's groundother反対されても自分の立場や意見を貫く

 日本語訳

新興国だけが債務の重荷を背負っているというのは、一般的な俗説です。実は、アメリカのような一流国でも、債務危機に陥ることがあるのです。そのとき、それは単にバケツの中の一滴ではなく(ちょっとした問題ではなく)、世界的な問題となるのです。

ここでいう「ビッグピクチャー(物事の全体像;大局)」とは?

1月19日、米国は債務の壁に激突しました。なんと31.4兆ドルです。これは、米国財務省が負担できる最大の債務額となります。米国は薄氷を踏む思いで、議会が6月5日までに債務上限を引き上げない限り、借入金の返済ができなくなる可能性があることを示しています。

米国が債務不履行に陥れば、米国と世界経済にとって厳しい試練となるでしょう。軍事費の削減、Medicareの削減、社会保障の問題、国内のレイオフなどにつながります。さらに、ドルの信頼性に疑問が生じ、世界中の株式市場が急落することになってしまいます。

「なぜそれほどまでに大騒ぎをするのですか?」と疑問に思われるかもしれません。また、「議会は上限を引き上げて危機を解決できないのでしょうか?」と思うことでしょう。

理論的には、その通りです。しかし、実際には、順風満帆とはいきません。1960年以降、議会は78回、債務上限を引き上げているのです。しかし、この10年間、この問題をめぐる議論は、まるで卵の殻の上を歩いているようでした。(とても慎重にならざるを得ませんでした。)というのも、2013年、これらの議論は政府を閉鎖に追い込み、2021年にも同じことが繰り返されるところだったからです。

要するに(例えて言えば)、議会は、子供がクレジットカードを使い切るのを何度も許した挙句、限度額の引き上げに反対する親のようなものなのなのです。

バイデン政権は、共和党のケビン・マッカーシー党首と、もう2年間上限を引き上げることで合意に達したと主張しています。しかし、この決定は6月1日の投票で勝ち取ることができるのでしょうか?米国は初めて債務不履行に陥るのか、それとも一時的な解決策があるのか・・・。この記事を皆さんが読む頃には、おそらく答えがわかっていることでしょう。

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