チクタク…アメリカでのTikTokの時間は刻一刻と刻まれている Time is ticking for TikTok in America
今回の記事は「チクタク...アメリカでのTikTokの時間は刻一刻と刻まれている」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
TikTok is trying to make US lawmakers feel better about keeping user information safe.
TikTokは、ユーザー情報の安全性確保について、米国の法律家たちを安心させようとしている。
ボキャブラリー
rumor | noun | 噂;出所があいまいな、不確かな情報 |
---|---|---|
ban | verb | 禁止する;特に法的手段によって禁止する |
separate | verb | 分ける |
drop | verb | 落ちる;何か、特に活動をすることや計画することをやめる |
allow | verb | を許可する、あるいは許可を与える |
日本語訳
約2ヶ月前、米国下院委員会のMike GalagharとRaja Krishnamoorthiは、ワシントンDCでTikTokの代表と話をした。彼らは、アメリカのTikTokユーザーからの情報が中国に流れているかどうかを知りたかったのだ。
2020年6月にインドが行ったように、同アプリがアメリカ全土で禁止されるかもしれないという憶測が流れる中、先の会議は開催された。ちなみに、すでに、米国政府所有のデバイスではTikTokは使用できないことになっている。
米国が懸念していることは、TikTokのオーナーであるByteDance(本拠地は北京)が、ユーザー情報を中国政府に提供する可能性だ。GalagharとKrishnamoorthiは、米国でTikTokを禁止する法律まで提案している。
TikTok側は、ユーザー情報の安全性が守られていることを米国の政治家らに証明しようと必死になっている。同社によると、ユーザーデータを保持しているのはアメリカのパートナーであるOracle Corpだという。また、米国政府のグループが同社の行動を監視することにも同意している。必要であれば、TikTokは米国での事業を維持するためにByteDanceから分離するかもしれないとも噂されている。
2020年、ドナルド・トランプがTikTokを禁止しようとしたが、結局は裁判官によって否決された。その後、ジョー・バイデンが大統領になると、その裁判官の意見は取り下げられた。そして今、米国政府がByteDanceに求めるものは、TikTokを手放すことだ。手放さないのであれば同社はTikTokの禁止を受け入れろ、ということなのだ。
この記事を書いている今、TikTokのCEOであるShou Zi Chewは、TikTokが安全であることを示すために議会の公聴会に臨み、下院エネルギー・商業委員会に向けて話をしている。その労力もむなしく、議会は今、これまで以上にTikiTokの禁止に躍起になっているようだ。TikTokは1億5千万人以上の米国人が利用しており、彼らは1日に約56分、つまりFacebookやInstagramに費やすよりもよりも多くの時間を同アプリに費やしている。TikTokはアメリカの生活の一部となり、美の基準、お金、プライバシー、そして人々の購買行動に影響を与えてる。この影響力を取り除くのは非常に困難になるに違いない。
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