Z世代は運転に「ノー」を突きつける Gen Z says “No” to driving

2023年3月3日

今回の記事は「Z世代は運転に「ノー」を突きつける」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

本日のSentence

The Economist reports that the proportion of UK teenagers who can drive has declined from 41% to 21% since the turn of the millennium.

同様に、The Economist誌によると、イギリスの10代の若者が運転できる割合は、2000年代に入ってから41%から21%に減少しているとのことです。

ボキャブラリー

diminish	verb	少なくする；減らす；弱める
proportion	noun	割合；全体の一部の量
fatal	adj	命に関わる；致命的な
incentive	noun	動機；インセンティブ
pertain	verb	何かに関連付ける；何かに適用する

日本語訳

Z世代やZoomerと呼ばれる若い世代が、Uberなどのライドシェアサービスや公共交通機関の利用を好むようになり、10代が大人になるための重要なマイルストーンとして位置づけられてた運転免許証への欲求が近年薄れてきています。

ワシントンポスト紙によると、16歳のアメリカ人の運転免許証保有率は1997年の43%から2020年には25%に減少し、17歳では62%から45%に減少しているとのことです。同様に、The Economist誌によると、イギリスの10代の若者が運転できる割合は、2000年代に入ってから41%から21%に減少しているとのことです。

専門家は、この傾向の理由をいくつか挙げています。運転することを難しい考えているZ世代の若者が多いようです。また、友人や家族が死亡事故に遭った経験から、運転することを恐れている人もいます。さらに、世界的に施行されている自動車規制や公害防止法も影響しており、自動車保険料や車両価格の上昇も、一部のZ世代には運転する気をなくさせる要因となっているようです。

また、インターネットやスマートフォン文化の台頭も大きな役割を担っています。多くの活動がオンラインで行われるようになった現在、若者が定期的に運転する強い動機はありません。UberやLyftのようなライドシェアサービスを利用すれば、スマートフォンを数回タップするだけで移動が可能です。その結果、1960年代から着実に伸びてきた走行距離数は、2000年以降横ばいになっています。

ただし、この傾向は主に年長のZ世代に関するもので、最も若いZ世代はまだ10歳であり、彼らが運転に興味を失うかどうかは、時間が経ってみないとわからないことです。