アルツハイマー病の治療薬開発にまつわる不思議な話 Strange story behind Alzheimer’s drug breakthrough
今回の記事は「アルツハイマー病の治療薬開発にまつわる不思議な話」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。
今回のポッドキャストです。お聴き下さい。
本日のSentence
Back then, news went around that 11 members of a Swedish family developed Alzheimer’s, all at an average age of 57.
当時、スウェーデンのある家族の11人が、全員平均年齢57歳でアルツハイマー病を発症したというニュースが流れた。
ボキャブラリー
breakthrough | noun | 科学技術などの飛躍的進歩 |
---|---|---|
appreciably | adv | かなり;目につくほど |
aggravate | verb | ~をさらに悪化させる;一層重くする |
mutation | noun | 突然変異(体);変異株 |
afflict | verb | 苦しめる;悩ます;苦悩している;問題または危害を引き起こす |
日本語訳
アルツハイマー病の治療に大きな一歩を踏み出す新薬が登場し、何百万人もの患者に新しい希望を与えるということで、世界中が沸き立っています。エーザイ株式会社は、「レカネマブ」という薬を作っている日本企業ですが、この薬は病気の進行を大幅に遅らせることができると言っています。まだ政府からの承認を待っているとはいえ、ブルームバーグが報じたように、1990年代から始まったレカネマブの長く奇妙な歴史を見てみましょう。
当時、スウェーデンの家族の11人のメンバーが平均年齢57歳でアルツハイマー病を発症したというニュースが流れました。科学者のLars Lannfeltは、その糸をたどって北極圏に近い一家の家を訪ねました。そこで彼は、この病気が新たな形で変化していることを発見したのです。この北極圏の突然変異を何カ月も研究した結果、Lannfeltは興味深いことを知り、2000年代初頭にBioArcticというバイオテクノロジー企業を立ち上げるに至ったのです。彼の研究によると、この突然変異は、アミロイドと呼ばれる有害なタンパク質を脳内でより多く作り、アルツハイマー病をより悪化させることがわかったのです。
現在、ウプサラ大学の教員をしているLannfelt氏らは、アミロイドに対する抗体を作り、2005年に動物実験を行い、成功させました。 (マウスにて)2007年、バイオアークティック社はエーザイに、このマウス用抗体のヒト版(lecanemab)の使用権を与えました。
エーザイはその後、レカネマブの臨床試験を終え、成功を収め、アルツハイマー病の新しい治療法につながったのです。エーザイの内藤晴夫CEOは、世界中で5,500万人が苦しんでいる認知症の治療法を見つけるために長年取り組んでおり、レカネマブの規制当局の承認は、認知症やメンタルヘルスに関連する他の多くの病気の解決策を見つける道を開くことができると強く信じています。
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