Skype英会話とBusiness English Proの融合で思う事
2016年5月11日
これまでのBusiness English Pro (BEPro)は・・・
Business English Pro (BEPro)をこの形式でスタートして13年目を迎えています。 週五日をこの間、アメリカの休日以外は一度も休むことなく続けてきました。制作側も根性があれば、受講者も頑張ってついてきてくれ、長い受講者はほぼ12年間ずっと継続受講されています。 BEProの場合、最近のビジネストピックや技術革新、発明など様々な分野にわたって①ニュース記事 ②記事の理解度を問う設問 ③プロのナレーターの音声 と言う3つの柱で英語力と情報収集という角度で13年間プログラムを提供し続けてきたわけです。 つまり、Reading & Listeningという4技能の中では、やはりInput重視の教材となります。 今でも本当の語学力を身につけるために、一番大切なものはインプットであるという持論は全く変わっていません。 しかし・・・世間や企業の考え方は、「深さは求めない」がもっと即効性のある英会話プログラムを求めているむきも否めないのです。 企業研修担当者からもBEProを使ってアウトプット型の教材は作れないのかとは言われ続けてきました。転機となった出会い
昨年の年末に米系保険会社に勤務するアメリカ人ビジネス英語講師との会食の際に、Skype英会話を運営しているQualitimeの鈴木さおり社長をご紹介頂けることになり、年明け早々に彼と、Qualitimeの代表の鈴木社長と私の三名で顔合わせをしました。そこで、BEProをインプットとアウトプットの両方に活用できるプログラムを一緒に作りましょう、ということで意気投合。 二つのサービスのコラボレーションなのでサイトの移動など受講者からすると少し、面倒なところもあるかもしれませんが、5月10日にQualiTime Biz (QTBiz)としてサービスインをすることが出来ました。 確かに、講師陣は今流行りのフィリピンの先生が中心になりますが、現地で100名以上の候補から採用した講師陣ということもあり名前の通りクオリティが高いのです。 また、Qualitimeの鈴木社長が女性の経営者であると言う事もあり、サポート体制が細やかで、現在製薬会社などを中心にSkypeレッスンを提供されていますがSkype、オンラインならではの接続や講師とのスケジュール調整などの大小のトラブルも丁寧に対応してくれるところがクライアントからの信頼、信用に繋がっています。 これまでインプット重視のBEProを使ってこんな事が出来たらよいのに・・・と思っていたことがようやく実現できたことはこのプログラムの立案から制作運営に関わってきた者としては感慨深いものなのです。スカイプ英会話を活用する事で一体何が出来るだろう?
どのような事をこのプログラムの中で展開したらホンモノの英語力が身につくだろうか、とあれこれ(10年程)考えてきた事とは・・・- 今、起こっている出来事(ニュース記事)を、リアルタイムで講師と自由に討論できること。
- 記事の内容を自ら咀嚼して、講師に自分の言葉で伝える。
- インプットとアウトプットのバランスがとれてる事。これは週5日じっくり英文を読み、聴きインプットする事と講師と集中してアウトプットの訓練が出来る。
- 初心者向けには、講師から記事に関する様々な質問を口頭で投げかけられ、それに答える反射神経が鍛えられる。
企業語学研修を行っている会社の方と本日面談して思った事
話は変わりますが、本日ある企業研修を外部委託で行っている企業の方とお会いしました。 彼らから開口一番「日本のメーカーさんに対しての研修が多いのですが、メーカーさんの場合、英語研修のレベルを落としてあげないと、研修が採用されないのです」との事でした。 きっとこういう事なのでしょうね。- かつては、「我々もグローバル化!」と意気込んで社員全員に英語研修等、積極的に斡旋したのでしょう。
- その結果、教材のレベルが高かったのか、受講者からは「難しすぎる」というアンケート結果が出たのか、修了率があまりにも悪かったのか・・・・
- 経営陣からすると、予算を使っての研修でありながら、「修了率が悪い」とはどういうことなのかと、人事研修部門は追及されてしまう。
- 仕方がないので、社員のレベルにあったレベル的にやさしい教材を社員に斡旋する