さて今日から9月です。台風はゆっくりと北上しています。湿度が非常に髙い状態が続いています。
本日のビジネス英語講座の記事のタイトルはChina's Yurun Seeks Investor Goodwill.
なかなかタイトルからだけでは内容を想像することが出来なかった。
本文を読んでみるとどうやら-- 中国の豚食用肉の加工メーカーのいわゆる負の暖簾という会計処理により過去数年利益を出していたというもの。
会計基準の合間をぬってBSを調整するのは決して悪いことではないのでしょうが、それは本来のその企業の本業で得るべき利益の追求とは異なることが多いのではないでしょうか。
直近のサブプライム問題も含めて90年代のバブル期も同様で、多くの優良企業が本業以上に金融商品への投資で収益を得ようとした時代がありました。 主婦がコツコツと健康飲料を宅配していた企業も派生商品に投資して彼女たちの苦労を一瞬にして大きな負の数字で飲み込んでしまいました。
いわゆる為替のリスクを軽減するための金融商品の利用ならば納得できますが、帳簿上の操作によるP&Lの調整はいかがなものかと思う。
あくまでも本業での利益追求を行う企業が本来の在り方では、とふと考えました。
【本日の熟語】 firm up
The details of the proposal haven't been firmed up yet.
上のような使い方をするようです。
かつて金融機関に勤務していた時にもよくfirm it upという言われ方をしていました。
つまり、例えば銀行間の取引である銀行Aが「1ドル79円で買いたいのだが」と銀行Bに打診し、B銀行は80円ならと回答したとする。 A銀行は"Can you firm it up please?"と最終的にその価格を動かない最終的なOffer価格としてロックしようとするのですが、その時にこのFirm Upが使われていました。
通常の企業間の取引でも提案から細部を詰めて最終的にお見積もり(OFFER)を出すことになります。
We are looking at all the issues before firming up our offer. 正式なオファー(売値)を提示する前に詳細を確認します。
そんなニュアンスの文章です。