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BEPro 大手企業での研修結果を分析する
2016年6月7日
Business English Pro (BEPro) は、これまでグローバル企業やこれからグローバル化を推進しようとしている企業向けに活用されてきました。
実際に採用頂いた企業は業界のトップネームばかりで、人事・研修ご担当者のプログラムを採用する選択眼には敬意を表します。 先日、昨年度(2015年)にある大手グローバル企業が実施した英語研修プログラムの実績結果が送られて来ました。
やはり、こちらの企業もTOEICスコア重視型でプログラムを採用しています。 BEProは開発当初からTOEICスコアとは全く別の路線で進めてきたプログラムです。 しかし最近ではTOEICスコアも改訂され(2016年5月~)これまでのダブルパッセージからトリプルパッセージが採用されるなど特にリーディング・パートの難易度が上がり、試験を時間内に終える事が出来ない受験者が増えています。 その為なのか、BEProをTOEIC対策として活用頂く企業が増えてきています。
さて、当該のグローバル企業の研修実績の結果を私なりに、分析をしてみました。
TOEIC対策プログラムではないにも関わらず、学習者(修了者)のスコアは確実に上がっている。
受講者のTOEICスコアが比較的高い中での、スコアアップが見られる。 低いスコアからのスコアアップは容易だが高いスコアからは難易度が上がる。
修了率も通学型の研修に比べれば劣るものの、イーラーニングとしては高い修了率を維持している。
受講者が英語力が付いたという実感を得ている。
詳細を見てみると・・・
まずは、5段階評価で3.92ポイントと通学型を含めて最高の点数を得ている点に注目したいと思います。 各項目もバランスが取れていて、「英語力向上」も3.88ポイント、「継続性」に至っては4.09ポイントと群を抜いています。 さらに費用対効果も3.80ポイントとスカイプ英会話型を抜いて高い評価を頂いています。
気になるのは、10ある採用プログラムの中でTOEICスコアアップが主目的でないものはBEProだけ。 それにも関わらず通学型の大手英会話スクールやTOEIC実力養成プログラムよりもスコア増加率が高い点にも着目したいと思います。
英語力向上効果の項目でも1位は通学型、2位はスカイプ型と対面型のプログラムに次いでBEProは3位に位置しています。 この結果の中で一番嬉しかったのはやはり、この項目になります。
英語力が上がっているという、TOEICスコアからではなく実感値として感じてもらえることほど、プログラム提供者として冥利につきものはありません。
プログラム修了者からのコメントを見ると・・・
実際にプログラムを受講し終えた方々からのコメントもまとめてお送り頂き、その結果をPie Chartにまとめてみました。
やはり、スマホ&タブレットでもメインの学習を進めてもらえるようになっているので、Learning Anywhereという部分は便利と感じてもらっているようです。
そして費用対効果もイーラーニングという形態で英語力向上を実感頂いている事からもパーセンテージが高いのだろうと見ています。 回答者の中に、日々更新されるプログラムの頻度と量に対しての受講料を認めて頂いているのかも知れません。
このPie Chartの中で一番、嬉しいコメントはやはり 「リーディングのスピードUPを実感」 された方がいらっしゃる事です。
BEProは日々の記事教材を読むスピードを測定しています(wpm)。 この速度を意識して学習を進めた方々は必ずリーディング力のUPを感じられている筈です。
今回の、実績結果を見て、研修業界、英語教育業界でも大手企業がプログラムを提供する中で、BEProはまだまだ、認知度からすれば知られていないプログラムです。 そのBEProがそうした中で大健闘していることを知り得た事だけでも運営・提供者としては嬉しくもあり、有難いことだと感じています。
既にBusiness English Proを受講中の皆さんも、このブログ記事を読まれているかもしれません。 皆さんが受講されているプログラムの実力を上の数字を見ながら実感して頂ければ嬉しいです。
繰り返しになりますが、BEProはTOEIC対策プログラムではありませんが、それでもスコアアップは望めます。
ただし・・・・
学習しなければ英語力は伸びない、 という至極当たり前の事実だけは、確認しておきたいと思います。
更に言えば、WPMなどのリーディングスピードを意識して「理解度」と「速読度」を上げていく努力なしには、このプログラムは宝の持ち腐れになることは間違いありません。
英語力を上げたいのなら、やる! これだけです。
時々、Podcastでも紹介していますが、あの厚切りジェイソンさんの一言。
英語はコツコツ永遠に・・・
コツコツやること。
そしてそれを永遠にやり続けなければならないのが言語上達、習得の鍵なのです。