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  マットBlog

高校生もポッドキャストを聴いている

何度かポッドキャストでもご紹介をしていますが、学習・進学塾のあざみ野塾は通常の塾にはないユニークな指導方法を行っておられるようです。

例えば、朝日の天声人語や日経の春秋コラムなどを音読するとともに内容についても深堀りする。

こんな事は、試験の成績、スコアを上げるためだけにそのテクニックを指導する本来の塾では余計な労力をかけているとしか言えません。

しかし、この塾は生徒が進学した後、社会人になってからの「生き方」「考え方」そのものを生徒に伝えたいという信念から敢えてそのような取り組みをなさっているようです。

暗記、解答テクニック一辺倒の進学塾の指導だけでは、おそらく記憶力、分析能力など我々をはるかに凌ぐAIが市場を席捲した際には太刀打ち激なくなる筈。 あざみ野塾の「自分の頭で物事を考える」という姿勢は無駄なのように見えて実は、将来必ず活きてくると信じています。

そのあざみ野塾では、英語学習のひとつのツールとして「1日5分ビジネス英語」を活用されているとのこと。

先日、あざみ野塾の山田廸子女史から以下のようなメールを頂戴しました。

なんと、高校生がトピックについて語り合っているのです。

我々、Business English Pro / 1日10分ビジネス英語などを履修してはいますが、そのトピックについて語り合う場はあまりありません。 企業によっては、定期的にポッドキャストを聴いて勉強会をなどを行っているところもありますが、そうしたチャンスはなかなかありません。

それを高校生が実践しているということで以下の山田女史のメールの内容もそのままにお読みいただいている皆さんにご紹介したいと思います。 

こちらがメールの内容です。

 

 

Dark Tourismの話には一人の生徒とビックリ!

その生徒は丁度その話題のことを学校でやっていたのです。お嬢様学校としても有名なところなので正直驚きました。 

「随分、ブラックな話題取り上げるのね!」と生徒と言っていたところです。

イギリスのテキストで

Read the Web page “Trend in Tourism.”

というタイトルでした。色々な旅行紹介のWeb page、を見て次の質問に答えなさい、というものですね。

“Dark Tourism “はチェルノブイリの話の他にも、San Francisco Bay にある、かつての刑務所のAlcatraz とか色々。

他にハリケーンなどのviolent storm を追いかける

“Storm Chasing Tourism “これまた奇異な趣味というか、1996 年のTwisterという映画の影響のようです。

 MT: この回のポッドキャストには私も驚いた記憶があります。そしてそこに向かう理由の一つにジェットコースターのような刺激を求めるためにということで二度びっくりでした。単に被害の状況を肌で感じたいという方もおられると思います。

つまり、それだけ日常に刺激がないのか、あるいは昔のように生きるために精一杯という時代ではなくなってきたからなのか・・・・  AIとロボティックス技術が進むと、この傾向は白物家電で生活に余裕ができた・・・という70年代以降の比ではなくなりますね、

 へぇ〜!不気味な趣味の人もいるのね、、と話ながら

この回のpodcast を聞いた時、一人の高1の女子高生が、「私こう言うの好き!」と!Dublin Glasnevin Cemetery の事も知ってましたね!

処刑の歴史に興味があるとか。 今展覧会の「怖い絵」の話に流れたり。

お金出してまで怖い思いをしたくない。と言ったのは最近やっとジェットコースターに乗れた!という男子生徒!

 MT: 男性はやはり、弱くなっていくのでしょうかね。優しさと英語のナイーブがどうも重なってしまいます。Naïveの英語の意味は日本語のナイーブではないですからね。ご注意を!

 

「夫婦別姓」も取り上げました。

塾長が正に夫婦別姓で、いつも話題にしていますのでスンナリと。

塾長がいかに奥様を大切にされているかがわかりますね。

いや、それじゃなくても別姓が良い(女子高生)

やっぱり家族は同じ名前じゃなきゃ(男子生徒)

家族の価値は名前で決まるわけじゃない(男子生徒)

みんなが結婚する頃はどうなるかしら?フ ランスみたいのがいいかな!

塾長はいつも少数派の味方!と言ってます。自分に配慮して貰いたいと思うなら、少数派への配慮を怠るな!ジェンダーの話には敏感です。

 MT: 塾長の少数派こそ守るべき対象である、これはよい事ですね。 多くの皆さんは民主主義=多数決だと思われていますがそれは間違いですから。 多数決は本来、最後の手段であるわけですね。でもあの共謀罪は一体何だったのだろう? 高校生もきっとそう思っているでしょう。あれは民主主義の原則からは外れてしまいますね。

 

「ロンドンバスの乗客減」

自転車趣味(かなり高度な)の男の子は、あの古い街並のロンドンで自転車専用レーン改革が、羨ましいなぁ!と。

その子は将来地方公務員になって、地方行政に関わりたい、と言っているので、さらに身近な話題だったようです。

 MT:是非とも地方行政にて街づくりを進めて頂きたいですね。 まぁ、その頃は街のパーツもAI3Dプリンターで作られる時代になっているかもしれませんが。

 

世界の話でも、自分ごとに引きつけて考えることができる、とても良いチャンスです。

 

参考動画を見ると更に実感湧きますね。ただ、そこの英語が全部聞こえるとイイね。君たちなら今に聞けるようになるよ。。。と励まして(責任逃れ?)います(>_<)

 MT:参考動画はかなりレベルは高いと思いますが、動画であるがゆえにイメージとして理解しやすいですね。なるべく当日のトピックに連動したものを選択できるように心がけています。必ず、聞き取れるようになりますよ。

 

あと、マットさんセレクトの重要単語の他に、私の独断と偏見で、気になる単語(使い方や発音アクセント)など軽く説明したり辞書ひかせたりしています。

ダルマさん転んだ!はこちらの塾でも徹底的にSVの確認させてますので、ピッタリです。

MT: だるまさんが転んだ!塾でもやっていらっしゃるのですね?主語と動詞に着目すること、非常に大事ですからね。よい方法だと思います。

 

先日マットさんが乱読のススメを言ってらっしゃいましたが、私は生徒にこの「5分ビジネス英語」の乱聴をススメています。以前も書きましたが、興味なさそうと食わず嫌いせず聴いてみると、もう一つ世界が広がるよ、と。実感しているようです。

 MT:ポッドキャストの乱聴ですか? 嬉しいです。 何よりも、高校生の皆さんが海外で起こっていることに興味を持ってくれていること、そしてそれについて塾でDiscussion の場を設けていること。 我々大人のビジネスパーソンも見習わなければならない部分です。 あざみ野塾でのご様子をお伝え頂き有難うございます。また面白いFeedbackがあればお聞かせ下さい。