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英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ②

英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ① 昨日、ご紹介した「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」 川合典子著 瀬谷出版 についてもう少し紹介したいと思います。kawai book 著者の川合氏はこの本の中で英語の子音の大切さにページをかなり割かれています。 例として"No."を挙げています。我々日本人がNoを発音するとおおよそ「ノー」となりますよね。 しかし、ネイティブが発音すると「ノー」というよりも、「ンノウ」に近くなる。つまり子音の"n"の音をしっかり発音することの重要性を示しています。 これは、文章の末尾の音なども同様です。例えば " I will come and see you this afternoon." (午後にそちらに行くね!) という文章があった時に、我々(フランス人はもっと顕著!)はアフタヌーンの"n"の音を発音しない場合が多いのです。一瞬でも喉の奥で n の音を意識して発音する必要があるわけです。 "Do you want to come?"  だったらやはり「カム」のm の音を唇を一度閉じて「ム」と発音する。  これって結構、英語が綺麗になるかならないかの境界線なのです。 著者の一番伝えたいメッセージは多分・・・・これです! 大量に読むことで英語の言語体系ができ始める 彼女の論点で面白いと思ったのは、英語をオーディオ(音声)を流しながら読むのと、無声で活字を追うのとでは全く違うというものでした。 何故か? それは、活字を読むという作業は、英語の単語のかたまりを、自分が判断して「ここまでが主語部分」「これが動詞で」「目的語はこっちかな?」という作業を頭の中で時間をかけずに行うこと。 でも、ネイティブのナレーターが読むと、読み手が上記の単語の役割を全部知っているので、聴いている側はその作業を省いてしまう、ということなのだそうです。 この点は、目からウロコでした。 なるほど!黙して(或いは音読でも)自分のちからで活字を追う作業って大事なんですね。

必要なのは旅行英語以上の英語

ここからは少し手厳しい指摘がありました。

英語を学ぶ時、しゃべることだけ練習して読む訓練をしないと、文字を使わない社会で使われている言語のレベルくらいの実力しか付けられない。

語彙の数も非常に少ないですし、ただ並んでいるだけの英単語を意味のある形に瞬時に構築して読む力もありません。 一貫した思考をある期間保って展開する力もありません。 非常に初歩的なレベルの英語にとどまります。 そして、更に仕事で使う英語については、こんな風に言及されています。 仕事や学業で英語を使う時、文字を持たずにしゃべる言葉だけでコミュニケーションするレベルの英語力ではやっていけません。 自分は英語を喋れればいいと思っていても相手は小さい時から英語を読んできた、氷山の海面下にあるような語彙を持ち、書かれている単語を瞬時に意味のある英文に構築する能力があり、ある程度の時間の経過の中でも一貫した思考を展開できる人たちです。 読むことは大変です。まず、語彙がたりなくなります。 ただ並んでいるだけの英単語をどういう文になるのか組み立てる力が要ります。前の章で言われたことを頭の中に保持していなければなりません。 これらは大変な作業ですが、文字を使う国で話される言語を使っている人は、皆それをやっています。 英語でこれができるようにならないと、相手と同じ言語レベルで話せない。 どんなに流暢にしゃべっていても・・・

本を読んでいない人の英語は、初歩的な、原始的なレベルにとどまります。

かなり厳しいコメントですね。 しかし、ここに反論の余地はないように思えます。特に日本で英語を使うケースは話す英語もさることながらそれ以上にメールのやりとり、契約書の確認、報告書の読み込み、作成などが主になることが多いです。 そうしたメールや文書を元にビジネスの交渉などが進んでいくことを考えてもやはり、「読み」の重要性は見逃せないわけですね。 以前にご紹介した、英語力が給与体系でも差が生じるというものがありました。 この英語力は「一般英会話」が出来る、出来ないのレベルでは給料にそれほど差が生じなかったですよね。差がでるのはその人が「ビジネスレベルの英語力」を持っているか否かでした。 そのように考えると、そのビジネスレベルの英語力を構築するのは、日頃からの英語の「読み」ということになります。 こうした意見を読むにつけWISDOM SQUAREが日々作成し提供しているBusiness English Proなどは、後押しをしてもらっていると思えます。 こちらの記事の前半部分は  ===> 英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ①