英語をネイティブのようにスラスラ話す方法 ①
昨日、ご紹介した「帰国子女に見る世界に通用する英語力の作り方」 川合典子著 瀬谷出版 についてもう少し紹介したいと思います。
著者の川合氏はこの本の中で英語の子音の大切さにページをかなり割かれています。 例として"No."を挙げています。我々日本人がNoを発音するとおおよそ「ノー」となりますよね。
しかし、ネイティブが発音すると「ノー」というよりも、「ンノウ」に近くなる。つまり子音の"n"の音をしっかり発音することの重要性を示しています。 これは、文章の末尾の音なども同様です。例えば
" I will come and see you this afternoon." (午後にそちらに行くね!)
という文章があった時に、我々(フランス人はもっと顕著!)はアフタヌーンの"n"の音を発音しない場合が多いのです。一瞬でも喉の奥で n の音を意識して発音する必要があるわけです。
"Do you want to come?" だったらやはり「カム」のm の音を唇を一度閉じて「ム」と発音する。 これって結構、英語が綺麗になるかならないかの境界線なのです。
著者の一番伝えたいメッセージは多分・・・・これです!
大量に読むことで英語の言語体系ができ始める
彼女の論点で面白いと思ったのは、英語をオーディオ(音声)を流しながら読むのと、無声で活字を追うのとでは全く違うというものでした。
何故か?
それは、活字を読むという作業は、英語の単語のかたまりを、自分が判断して「ここまでが主語部分」「これが動詞で」「目的語はこっちかな?」という作業を頭の中で時間をかけずに行うこと。
でも、ネイティブのナレーターが読むと、読み手が上記の単語の役割を全部知っているので、聴いている側はその作業を省いてしまう、ということなのだそうです。
この点は、目からウロコでした。 なるほど!黙して(或いは音読でも)自分のちからで活字を追う作業って大事なんですね。