何と、先日紹介した「英語はインド式で学べ!」の本の内容がビデオでも出ていました。
今日は、さわりの部分だけご紹介してみたいと思います。
本当のさわりの部分は、映像が出回っていますね。
このビデオで最初に日本人数名が英語で会議をしている映像が出てきます。
Ito: Do you have any ideas about the country?Suzuki: I recommend Taiwan and Singapore Taxation and government assistance is effective for us. It is good and labor skills also is high.Tanaka: Scotland has a good educational system labor level and is very good. And comparing with other European countries, labor cost is lower. But as you know this country is the root of the industrial revolution, so there are so good infrastructure.
まぁ、よく見る日本人の英語(発音も)だな、という印象を受けました。
このビデオは講義形式になっていて、会場の参加者に講師の安田先生が聞きます。
安田「この人達のTOEICは何点くらいだと思いますか?」
会場からは500点位との声が上がります。
安田「そう思いますよね?実は彼らはTOEIC900点なんです」
つまり、TOEIC900点でも大体このくらいの英語だということを強調していました。
安田先生いわく、「この文章から日本人の英語の弱点がわかるのです」
さてそれは何なのでしょう?
よく見ると、TOEIC900点の方々の英語のほとんどが使っている動詞が
has と is のみ。
これが日本人英語の弱いところなのだそうです。
著書にも書かれていますが、これまでのモデルは英国、アメリカで話されている英語がモデル。 今は、インドの英語だそうです。これはNHKのクローズアップ現代でも取り上げられた。
つまり・・・インド英語の最初の特徴が・・・
インド人は発音に拘るのはやめた! ということなんだそうです。
さて、日本的な発想を取り除くための訓練ということで、会場の参加者に以下のような英作文をしてもらっています。
問題文: 彼女はその分野で有能だそうだ。
会場の男性からは I heart she is good at the field. という回答。
これに対して安田先生「間違えでないが、それは日本人的発想」と一言。
正解は、soundを使って、彼女=有能らしい をイコールで結ぶ そうです。
She sounds good.
これだけでは情報として積み残しがあるので。+としてat that field その分野でを加えて・・・
A = B + 積み残し情報
She sounds good at that field
これが正解となります。
【脱線①】安田先生、流れで声の大きさについても言及してました。
「発音はどうでもいいが、声量は3倍!」だと。
続いて次問をさっきのsoundという動詞を使って。
あなたのセールスの仕方は間違っていると思います。
Your sales style sounds wrong.
これでもOK!
You sound wrong with your sales style.
上のように、積み残し情報 with your sales styleを加えてやると尚よいのです。
【脱線 ②】
かつてネイティブに「日本人の英語の何が嫌か?」と質問したことがあり、その回答が実に面白かった。 ネイティブは日本人の文章の途中に止まり、「沈黙」が嫌だと言われたそうです。
そしてその沈黙ですが、日本人は文章を作ろうとするあまり、大切なところで会話が途切れてしまうのだとか。
例えば、
例えば、下の be interested in は一気に覚えているのでinterested とinの中に何も入らないと思いたい。
ここで会場の中のネイティブスピーカに
be interested in ~という熟語は、誰もが知っていますね。
ですので、我々は I am interested inで止めてしまうのです。
相手からすると・・・・『何に興味があるのか、その大事なところで切るなよ!』と思うわけです。
このinterested inの文章を外人さんが読むと・・・切れるところが以下の通り "/" スラッシュ部分なのです。
in 以下が続くというイメージです。
I am interested / in that movie I saw last week.
つまり、interestedと inの間にポーズがある。
しかし日本人は上の熟語を覚えているのでinterested in を対(つい)に覚えている。
逆に日本人は、妙なところで息継ぎをしてしまうのが弱手になるようです。
さてsoundという動詞で A=Bを実現したのですが、それに類する単語は以下の通り。
Appear Aは外見から判断してBに見える
Taste
Look
Feel
Seem
Stay
Sound
Remain
Smell
Become
ここで例題です。
和文 「このコーヒーは10分間冷めない」
我々は通常であれば、 The coffee won't cool down for ten minutes. のように「冷めない」を訳そうとしますね。
ところが、発想を変えて10分間は暖かいままだとすれば、もっと楽に英文をつくることが出来ます。
例えば・・・・
This coffee will stay hot for ten minutes.
如何でしょうか?
Hear 動詞は知っている。
例題その2: 私はそのニュースを聞いて悲しくなった。
これはどうでしょう。
I felt sad when I heard the news.
と言うのか?それとも
I became unhappy to hear the news.
I became unhappy at the news.
とも言えます。
これは、インド式の著者に大いに同意したいのですが、英語は卓球と同じ感覚なんです。
つまり、相手コートから打ち出される球を瞬時にその態勢から打ち返す。
考えている暇はあまりないのです。 そうすると、役に立つのは頭にIt stays hot for ten minutesが浮かべばそちらを口に出せば球は打ち返せるのです。
ここでのヒントは、逆に考えることも大事だというTipsになります。
インド式に関する記事 その①インド式に関する記事 その②インド式に関する記事 その③