この練習会は、時間が1時間強しかなかったこともあり、十分な練習時間が取れなかったので、単なる型の中にはめ込みそれを暗記するだけで終わったしまった。
勿論、これでも十分な成果を得られるのだが、我々が考えているのはもう少し違ったアプローチなのだ。
ビジネスモデル・キャンバスという言葉をお聞きになったことはあるだろうか?これは、Timothy Clark氏, Alexander Osterwalder氏がBusiness Model Generationという、ビジネスモデルを一枚のチャートで説明するという手法を提唱して今では、多くの人々から支持されているモデルだ。
実は、これを個人の価値に落とし込んだものが、Business Model YOUという手法。
内容はほぼBusiness Model Generationと変わらないのだが、あくまでも個人のValueというものを浮き彫りにするための道具なのだ。
そのチャートと言うのが以下のようなもの。
①Who you help? 「誰の為に役に立つのか」
要するに、あなた自身のお客さんは誰なのか?ということ。多くの人の場合は勤務している会社になる。
②Who you are? What you have? 「自分自身」
もっているリソースをここに書き込む。個人のリソースはスキル、知識、関心ごとなど。
③What you do? 「主な活動」
やっている仕事について。クラスメソッドの技術者なら「システム開発」などが該当する。
④How you help? 「どのように役に立つか」
①で書いたお客さんに対してどういった価値を提供しているかを書きこむ。よく③「主な活動」と混合してしまう事が多いが、例えばITシステムを構築すること自体は価値ではない。その場合は、「ITシステムを構築し、その結果として業務効率が改善されるなど」は価値となる。
⑤How they know you? How you deliver? 「価値を認知させ、届ける手段」
①で書いたお客さんにどうやって価値を知らせるかを書きだす。会社員なら通常、あなたがどういった価値を提供できるのかを理解した上で採用されているはず。 あまり書くことが無くとも、今後はこの項目が重要になってきます。
⑥How you interact? 「コミュニケーションの取り方」
どうやってお客さんと関わっているか、という事。対面での打合せ、メール、電話、SNS等々。
⑦Who helps you? 「支援者・協力者」
あなたのビジネスを支援したり協力してくれる人たちです。受託の開発でも一人で営業から開発までをやることはあまりないので、関わっている人達が協力者となります。
⑧What you give? 「自己投資」
多くの場合は「時間」になる。あるいは、学習のための費用(書籍代、研修代)などもこれに含まれる。
⑨What you get? 「得るもの」
おそらくほとんどの場合は「給料」が該当する。しかし、お金のためだけに働くというのではなく、お金以外に何を得ているのかを意識することも大切。
上記の内容を、このブログを読まれている方もまずは日本語で記入してみると自分自身のValueが明確になる。
それを、英訳をして必要事項をまとめると、自己紹介プレゼントして十分に活用できる。
これを更に体系化して、プレゼンテーションを通してビジネス英語を訓練する場を設けていく。
ご興味のある方は、info@wisdomsq.com 「プレゼンで学ぶ英語」までご連絡頂きたい。