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  1日5分ビジネス英語

原子力ビジネスを制するのはどの国か? Who Is Winning the Nuclear Power Business?

今回の記事は「原子力ビジネスを制するのはどの国か?」という内容です。さていったいどのような内容なのでしょうか。

今回のポッドキャストです。お聴き下さい。

 本日のSentence

This plan is supported by 31 countries, 14 big global banks, and 140 companies, including Google, Amazon, and Meta. They all promised to triple the use of nuclear power by 2050.

31カ国、世界の大手銀行14行、そしてグーグル、アマゾン、メタなど140社がこの計画を支援している。2050年までに原子力の使用を3倍に増やすことを約束した。

 ボキャブラリー

Tripleverb元の3倍に増やす (発音:/ˈtrɪpl/、類語:treble, triple in size, increase threefold)
Reactornoun原子力エネルギーを生み出す装置(原子炉)(発音:/riˈæktər/、類語:nuclear reactor, chemical reactor, vessel)
Reliableadj信頼できる、頼れる (発音:/rɪˈlaɪəbl/、類語:dependable, trustworthy, consistent)
Reputationnoun誰かや何かについて一般的に持たれている信念や意見 (発音:/ˌrɛpjuˈteɪʃən/、類語:standing, status, renown)
Recover from phrasal verb病気や怪我、困難な状況の後、良くなったり、通常の状態に戻ったりする

 日本語訳

今年3月、ヒューストンで開かれたエネルギー会議「CERAWeek」で、大きな計画が発表された。それが「ラージ・エナジー・ユーザーズ・プレッジ(大口エネルギー利用者の誓約)」だ。31カ国、世界の大手銀行14行、そしてグーグル、アマゾン、メタなど140社がこの計画を支援している。2050年までに原子力の使用を3倍に増やすことを約束した。今後数十年にわたり、必要なシステム構築のために約9兆ドルを投資する予定だ。これらの企業は原子力業界の出身ではなく、それだけにクリーンエネルギーへの需要が急激に高まっていることが明らかだ。特にテック業界ではその傾向が強い。

この計画を実現するには、原子力発電所を増やす必要がある。そうしなければ、24時間365日、安定したクリーンな電力を得ることはできない。では、その原子炉はどこから来るのか?

多くの人がまず思い浮かべるのは、ロシアや中国だ。しかし、韓国が有力なリーダーとして台頭している。韓国は長年にわたって原子力技術を少しずつ進歩させてきた。今では、自国の電力をまかなうだけでなく、外国に技術を輸出できるほどの力を持っている。

西側諸国にとって、韓国は中国やロシアよりも安心して取引できる相手だ。安全保障上の懸念が少ないからだ。アメリカやフランスは、過去のコスト超過や工期の遅れで信頼を失っている。日本は業界をけん引できる力を持っているが、福島第一原発事故からの回復途上だ。

このような背景から、韓国は世界の原子力市場で大きなシェアを取るチャンスを手にしている。専門家によると、今後計画されている約400基の原子炉のうち、40%以上を韓国が受注する可能性がある。そうなれば、2035年までに韓国は世界有数の原子力技術輸出国になるだろう。

実際、韓国はすでに原子炉建設において優れた実績を持っている。例えば、2023年にはアラブ首長国連邦(UAE)で総額200億ドル規模の「バラカ原発プロジェクト」を、わずかな遅延と追加費用のみで完成させた。韓国には、技術力のある建設会社や金融機関、50年以上の経験がある。そのため、今後の原子力需要拡大の中で、大きな成功を収める可能性が高いと言える。

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