英語力と世界のトレンドを同時にキャッチ!!

  マットBlog

米国の財政危機

この夏(8月)にどうにか乗り越えたと見えた米国は今月再び乗り越えなければならない壁を迎えています。 個人的にはどうにかなるのだろうと楽観的に見ていますが、評論家の中には危機的な状況にあると警鐘をならす人々もいます。 11月23日までに3兆ドル近くの財政削減の策を講じなければならないのです。 以下はBoston Globe紙の記事からです。少し読んで見て下さい。 WASHINGTON - A key Republican on the congressional deficit-reduction panel said yesterday that talks with Democrats have been temporarily halted after the two sides were unable to bridge ideological rifts over how best to solve the country’s fiscal woes. deficit reduction panel(赤字削減の為に特別委員会)で共和党は民主党との間で溝を埋められないので一時的に話し合いを中止・・・と書かれています。 http://bostonglobe.com/news/nation/2011/11/09/deficit-panel-impasse-republicans-say/vjBOnRvhHP9nKqHuMZG80J/story.html     欧州では、イタリアの10年債の金利も7%を超えてギリシャからイタリアへと飛び火をしている状況です。米国は上記の財政削減策で一悶着あるかもしれない状況から世間の目をそらせて欧州に注目させるように仕向けているという声すらあります。 しかし、このブログではしっかりと23日前後の状況をウォッチしていきたいと思います。 アメリカは、先日のウォール街のデモでも明らかになったように中間層が金融界、富裕層に対しての怒りが爆発している。この不満を受けてオバマ大統領は富裕層の所得税を35%から40%に引き上げようとしているのだが、共和党は逆に低くしようとしていて、更に中間層の怒りをかっています。 ちなみに先週のThe Economistの表紙はこちらでした。 まさに、現在の米国を象徴していますね。 つまり富裕階級と貧困層に二極化し、中間層がなくなってしまっているという風刺画になります。 恐らくこの現象は米国だけではなく世界的にみても一つの潮流になることは誰の目からも明確です。我が国も例外ではありません。 その流れからどう抜け出すか、これは生きるか死ぬかの瀬戸際にも似た選択となります。 日本も世界経済と距離を置き鎖国政策をとる以外は、もはや海外と共存しなければならないわけです。 学生も社会人も英語の必要性は日に日に高まっていると言えます。