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  マットBlog

異国のビジネス慣行の違いの怖さ

先週、LAから仕事で来日していた知り合いと打ち合わせでお会いした。 その方は、国や地域の文化やビジネス慣行の違いを講演していて打ち合わせの際にも面白い話を聞くことが出来ました。 例えば、オーストラリア人とアメリカ人が商談をした場合、我々の感覚ではどちらも「欧米人」というくくりで『何か問題があるのだろうか?』と思ってしまいます。ところが驚くことに、アメリカ人は商談の途中で平気で"Give me a contract" と切り出せる、しかしこの「契約書」を商談の途中で切り出すのは、オーストラリア人にとってはどうやらタブーだと言うのだ。 また、日本人が中東のアラブ諸国とビジネスを進めていく場合、商談の途中でアラブ人が、珈琲をすすめられて、断るような状況があるとそこで、アラブ人はその日本人に対して『自分の好意が受け入れられないのか?』という不信感に繋がってしまう。 実は、こうしたビジネス慣行の違いという地雷は、至る所に敷かれている。一歩間違えるととんでもない結果になる恐れもある。 我々にとって身近な事例を一つ教えてもらいました。 それは日本人が行いがちな、プレゼンテーションのミスのお話。 まずは、グローバルの場でプレゼンでは、決してPPTのスライドに書かれている事をそのまま読んではならない、という事。これをやるとバツだそうだ。 それからもう一つ、プレゼンを行う際に、聞き手に背中を見せながら行ってしまう人が以外に多い。これは、スライドを見ながらという前述のケースと似ていますが、同様に背中を見せて、本人がスライドと対峙していてはダメなようだ。 冒頭に紹介した、ビジネス慣行の地雷について、今後WISDOM SQUAREでもその対策について講じていく予定です。 英語の運営能力は、今後のビジネスシーンでは「あって当たり前」となるのは必死です。しかしその先、国や地域のビジネス慣行の違いをある程度認識していないとせっかくの語学力も裏目に出てしまうこともあるのです。