SBI社は、1958年にシンクタンクの先駆けとして知られるNPO法人Stanford Research Institute(現SRI International:http://www.sri.com)のBusiness Intelligence Centerとして誕生しました。当初のミッションは未来予測だったようなのですが、70年代までに私たちの先輩は「未来は予測できない」と諦めてしまいます。「全ての知識は過去の結果から得られたものであり、全ての意志決定は未来のためになされるという、最大のジレンマから逃れることのできる企画担当者はいない」こうした弊社の未来との関わり方の基盤がこの頃まで確立され、重要な不確実要因を認識して未来に備える手法であるScenario Based Planningとして結実していきます。「未来は変化の先にある」という世界観をもった弊社は、株式会社として完全独立する2001年まで40年間以上SRIというNPOの一組織として、お客様である世界の先端企業の方々が未来の可能性をできるだけ広範に認識するために必要な日常的な活動の在り方について、研究を重ねておりました。そして、予測しがたい未来の構造を理解するためには、日々社会に生じている変化の予兆を捉えるのが有効であると気付いたのです。こうして生まれたSCANTMミーティングは、当初弊社のレポートのトピックを決める企画会議として始まりました。それ以来数十年、SRIから独立して株式会社となった現在でもそのミーティングは営々と引き継がれています。SCANTMは種々サービス提供体制を変えながらも、弊社とお客様とをつなぐ中心的プログラムとして今も進化し続けています。