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現在の変化を捉え、将来の可能性を考える手法SCAN 4

いよいよ、明日10月17日はSBIの高内氏のセミナーをSBI東京事務局で開催します。 

参加ご希望の方はまだ間に合いますので「セミナー参加希望」のタイトルでinfo@wisdomsq.com 宛にご連絡下さい。

Futuresが複数形である意味takauchi photo

SCANTMという方法論は、報道、ブログ、学会誌など一般の人が手に取れる情報を情報源とし、何も特別な材料を使っているわけではありません。SCANTMは、多様なバックグラウンドを持ち、異なった領域を観察し、Scannerとして教育された日米欧の拠点に分散するコンサルタントが行う、地味で継続した観察によって成り立っているのです。 大切なのは、「今起きている変化」をスナップショットのように捉え、その変化の意味するところ、社会に及ぼす影響などを自由に発想して、未来の変化に備えること。それは、「未来を予測すること」とは全く異なります。別の立場や別の見解を持つ人にはその変化の先にある未来への影響が別の形で意識され、別の未来感が形成されます。そうした異なった未来感を持った人たちがオープンなマインドセットを欠かさず議論するからこそ、重要な観察のポイントが認識されてくるのではないでしょうか。 過去から見た現在は、たった一つの未来「the future」ですが、現在から見た未来は決して一つではないのです。私たちが伝統的に「Futures」という定冠詞なしの複数形の「未来」という単語を使う習慣を持っている理由がそこにあります。  SCANTMは、私たちSBIの提供するプログラムですが、同時に不確実な未来と対峙する方法論の一つでもあります。どこにもマジックなどない、とてもシンプルな作業の繰り返しがこの仕組みの特徴で、その気になればどなたでも始めることができます。 もしあなたが今、会社の未来を考える仕事を任されているのだとしたら、普段から事業環境に潜む変化の可能性について広く知識を広げておくことの重要性に気付いていらっしゃることでしょう。100年の人口急増トレンドから、初めて人口減少トレンドに入った日本の社会が、だれも経験したことのない変化の真っただ中にあることは避けがたい事実です。入手可能な情報の中に「未来を不連続に変えてしまうきっかけ」が隠れていないか探し続けるマインドセットを持つScannerが広がっていくことが、今ほど重要だったことはありません。事実、会社の未来のかじ取りをされる方、研究に従事されている方々の間に、未来の不確実性を受け入れ、いつも変化に敏感であり続けようと努力する方が増えているのを感じます。そうした環境の下、このたびBEPROの紙面で、SCANTMの説明をさせていただいたことはとても意義深いと感じており、心から感謝致しております。  

これから先BEPROの記事をお読みになるときも、どうか通念に流されることなく、そしていつでも目に付いた変化を楽しむマインドを忘れず、その記事の内容がご自身のいらっしゃる組織や地域にどのような影響を及ぼすか考える習慣を持ってみてはいかがでしょう。

「未来は変化の先ある」、当たり前のことですが、忘れてしまいがちなこの言葉を胸に、広く社会をScanningする仲間が増えて行くことを願ってやみません。

 

「未来のシナリオ・プランニングについて」の無料セミナー

いよいよ明日となりました!「未来のシナリオ・プランニングについて」の無料セミナー まだお席に余裕があります。 日時 平成26年10月17日(金)  17時30分 場所 SBI 東京オフィス 住所 〒102-0082 東京都千代田区一番町2 パークサイドハウス3階 参加ご希望の方はinfo@wisdomsq.com まで

【参照】SBISCANTMの歩み

SBI社は、1958年にシンクタンクの先駆けとして知られるNPO法人Stanford Research Institute(現SRI International:http://www.sri.com)のBusiness Intelligence Centerとして誕生しました。当初のミッションは未来予測だったようなのですが、70年代までに私たちの先輩は「未来は予測できない」と諦めてしまいます。 「全ての知識は過去の結果から得られたものであり、全ての意志決定は未来のためになされるという、最大のジレンマから逃れることのできる企画担当者はいない」 こうした弊社の未来との関わり方の基盤がこの頃まで確立され、重要な不確実要因を認識して未来に備える手法であるScenario Based Planningとして結実していきます。 「未来は変化の先にある」という世界観をもった弊社は、株式会社として完全独立する2001年まで40年間以上SRIというNPOの一組織として、お客様である世界の先端企業の方々が未来の可能性をできるだけ広範に認識するために必要な日常的な活動の在り方について、研究を重ねておりました。そして、予測しがたい未来の構造を理解するためには、日々社会に生じている変化の予兆を捉えるのが有効であると気付いたのです。 こうして生まれたSCANTMミーティングは、当初弊社のレポートのトピックを決める企画会議として始まりました。それ以来数十年、SRIから独立して株式会社となった現在でもそのミーティングは営々と引き継がれています。SCANTMは種々サービス提供体制を変えながらも、弊社とお客様とをつなぐ中心的プログラムとして今も進化し続けています。

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