最近のTOEICの出題傾向
2012年1月23日
昨年秋以降、TOEICのパート7で扱われる問題文の英文の量が格段に増え、数年前に900点を取った人でさえ最後まで解き終えるのに四苦八苦しなければならなくなっています。日頃から英文を読む習慣を身につけ、速読だけでなく、必要な情報を速く探し出す練習を繰り返さなければ、時間内に最後までたどりつけないテストになったのです。「大量の英文を限られた時間内に読み必要な情報を取る」ということは、今ビジネスの現場でまさに求められている能力でもあります。 そういった状況なので、どうやって勉強をすればいいのか全くわからずに戸惑っている人が多いようです。現在700点以上ある人でも、「長文読解の分量が増えた=読むスピードを上げなければいけない」と考えている人が多いようです。確かに読むスピードを上げることも重要ですが、それ以上に必要なのは、『情報のありかを速く見つけ、素早く情報を取る』という読み方の訓練、つまりスキャニングの練習をすることなのです。 TOEICのパート7では、手紙、メール、広告、記事など様々なジャンルの英文が扱われますが、中でも記事が苦手という人が多いです。私の主催するTOEIC対策教室「すみれ塾」(http://www.sumire-juku.co.jp)でも参加者の多くが第一線のビジネスパーソンですが、昨今TOEICも少しずつビジネス向けにシフトしていると感じている人が多いです。そこで私は最近「TOEIC対策としての英語の勉強に、プラスして同時にビジネス英語も学習することで一石二鳥(killing two birds with one stone)を狙うことが出来ます」と提唱しています。 WISDOM SQUAREが提供するBusiness English Pro は最新の政治経済ニュース、ビジネス記事をほぼ毎日提供している優れた教材です。 世界の一流経済紙を日頃から読む習慣を付けることが、効果的な学習方法であるばかりかTOEICのリーディングセクションの点数アップにも繋がります。